
| 一体このフェラーリのツールバッグにいくらのコストがかかっているのかは「不明」だが |
とんでもなく高価であることは間違いない
さて、フェラーリがセビリアで開催されるカバルケード・モダーヌでの祝典を記念して「ツールケース」をワンオフにて制作。
これは「かつてフェラーリのメカニックが使用していた」ツールボックスにインスパイアされたものだと紹介されています。
その名は「Nello The Ferrari Tool Case - Cavalcade Edition」
そして今回、このツールケースをハンドメイドにて製作したのはコルドバの革工芸としてのの伝統を受け継ぐダニエル・ロペス・オブレロ氏、ならびに彼の工房メリアン。
製造にかかったのは50時間以上とのことですが、その過程をフェラーリが公式動画としてYouTube上へと公開しています。
動画を見るに、昔ながらの手法を用いてレザーを加工する様子が収められており、その技法はアンダルシアの職人技とコルドバの革工芸の伝統を見事に融合させたもの。
制作工程には、革の湿潤、造形、そして異なる様々な工具による質感の付与、そして天然顔料での染色が含まれます。
そしてこのツールケースには合板が「骨格」として用いられています(一般に、ケースに使用する合板は十分に乾燥させ、反りがないものだけが使用されるため、歩留まりが悪く、これがハードケースのコストを押し上げている)。
そしてこの合板の骨格にレザーを張って装飾を施し・・・。
内装を組み込んでゆきますが、天板裏面にはミラーも仕込まれており、この「現代版ツールケース」は工具入れというよりも、化粧品入れ(ビューティーケース)といった印象です。
底面にはちゃんとフェラーリのロゴが入り・・・。
金属パーツの一部には「ツール」つながりということなのか六角ナットのような形状を持っています。
そして全体を磨いて完成。
フェラーリ「ツールケース」を仕上げてゆく過程を収めた動画はこちら
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参照:Ferrari(YouTube)