今度は新型ランドクルーザー250がピックアップトラックに。現段階ではCGなるも、豪州やアフリカでは強い需要があり、市販化される可能性がゼロではないのかも

｜　実際にいくつかの市場ではランクル70のピックアップトラックがずっと販売されている　｜

ただし米国市場ではこれ以上トヨタのピックアップトラックが入り込む余地はない

さて、新型トヨタ・ランドクルーザー250が発表されたのち、多数登場しているのが「もしも」系レンダリング。

デザイナーやレンダリングアーティストにとって、ランクル250は「またとないネタ」であることは間違いなく、よってこういったCGが大盛況となっているわけですが、今回は「3ドア化」に続いて「ランクル250をピックアップトラックにコンバート」した作品が登場しています。

実際に登場する可能性は否定できない

今回の「新型ランドクルーザー250のピックアップトラック化」につき、ランドクルーザー250の前半分とタコマの荷台とを組み合わせたものとなっていて、同じトヨタだけあって違和感なくまとまっています。

ちなみにランドクルーザー250は「世界中で販売すること」を前提に設計されており、各国の規制にマッチしたパワートレーン、仕様地の嗜好にあわせたパッケージングを持っており、たとえば「5人乗りのみを販売」する市場もあれば「7人乗り」が提供される市場も。

そして今回のランクル250につき、過剰な装備を廃して「人々の生活に寄り添うという原点に立ち返った」とも説明されており、そう考えると「使役車」としての活用も考えられ、となればオーストラリアや中東市場、アフリカで販売されているような「ランクル70のシングルキャブやダブルキャブ」のようなピックアップトラックが発売される可能性がないとは言えません。

一方、すでにそれらの市場ではランクル70のピックアップトラック版が投入されていること、しかも「現役」として販売されていることを考慮すると、ここへランクル250のピックアップトラック版を投入したとしても「お互いが食い合う」ことになる可能性もあり、その他の市場、たとえばアメリカだとタコマやタンドラといった自社のピックアップトラックが確固たる地位を築いているので、ここにも「ランクル250のピックアップトラックの居場所はない」のかも。

おそらくサードパーティーによってランクル250の「ピックアップトラック」が実現するだろう

そう考えるとランドクルーザー250のピックアップ版がトヨタから発売される可能性は高くないのかもしれませんが、しかしそれでも、サードパーティーがそういった需要を拾うことになるものと思われます。

実際のところ、オーストラリアのショップがランドクルーザー300をピックアップトラックにカスタムするというサービスを提供しているという例があり、このノウハウを活用すれば比較的容易にランドクルーザー250をピックアップトラック化できるのかもしれません。

参考までにですが、オーストラリアではスズキの正規ディーラーが「ジムニーをピックアップトラックに改修する」といったオプションパッケージを提供しており、彼の地ではピックアップトラックに対する需要がかなり高いということもわかりますね。

新型トヨタ・ランドクルーザー250を「ピックアップトラックに」バーチャルカスタムする動画はこちら

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参照：Theottle