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新型トヨタ・タコマ正式発表!キャンプ向けの「トレイルハンター」追加、現在の自動車業界で最も進んだサスペンション / ダンパー内蔵シートも公開

2023/05/20

新型トヨタ・タコマ正式発表!キャンプ向けの「トレイルハンター」追加、現在の自動車業界で最も進んだサスペンション / ダンパー内蔵シートも公開

| このセグメントは北米でも人気があり、そのぶん競争が厳しいが、新型タコマは十分に勝ち抜くことができるだろう |

新型タコマはグレードを細分化し、あらゆる需要へと対応

さて、新型トヨタ・タコマがついに発表。

タコマは北米において「最も人気のあるトヨタ車のひとつ」であり、これまでで累計23万台を販売しています。

ライバルとしては日産フロンティア、シボレー、GMC、フォードだと、コロラド、キャニオン、レンジャーといったクルマと競合することになりますが、新型タコマはそれらに劣らぬ魅力を持っているように見え、ここでその概要を見てみましょう。

新型トヨタ・タコマのグレードは4種類

新型トヨタ・タコマのグレードは4種類にて展開され、「ベース」「TRD」「TRD Pro」「トレイルハンター」。

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これらの中でも細かく仕様が分かれているようですが、ベースモデル(赤い車両)に搭載されるエンジンは2.4リッター4気筒ターボチャージャー+8速オートマチックにはじまり、レブマッチング機能付きの6速マニュアルトランスミッションも用意されるようですね(出力は数種類ある)。

このベースグレード(SRシリーズ)はシンプルな外観に加え、アメリカ市場で好まれる「メッキ」パーツを装備しており、広く人気を獲得することになりそうです。

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そしてこちらはTRD。

「スポーツ」と「オフロード」「リミテッド」の3モデルがアナウンスされていて、ベースグレードに比較するとワイルドなルックスに。

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グリルもややゴツめのデザインとなり、そのカラーはブラックに(リミテッドになるとメッキ仕様となる)。

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TRDスポーツのサスペンションはマルチリンク。

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なお、これまでのタコマは前者リーフスプリングであったものの、新型タコマではベースグレードのSR5ダブルキャブとTRDスポーツ以上のモデルにてこれを廃止してマルチリンクへと変更しており、さらには各グレード / 仕様ごとに細かくチューニングがなされています。

ちなみに新型タコマに採用されるプラットフォームは「TNGA-F」で、シャシー全体に高強度鋼板を使用して剛性を高め、一方ボディ上部にアルミニウムを使用して軽量化を図っている、とのこと。

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インテリアにはボディ同色パーツが使用され、助手席ダッシュボードには「TACOMA」の文字。

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そしてこちらは今回の新型タコマにて登場した新グレード、「トレイルハンター」。

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いわばオーバーランディングもしくはキャンプ仕様といったポジショニングが与えられ、サスペンションは長距離のオフロード走行を視野に入れたオールドマン・エミュ製、そして頑丈なスチールバンパーやリアリカバリーポイント、ルーフトップテント取り付けのための剛性強化、オーバーランドのニーズに応じて5フィートまたは6フィートのベッド(荷台)を選択することが可能です。

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フロントにはスキッドプレートが装着され、横長デザインのLEDランニングライト、オフロード仕様のホイールとタイヤ、ワイドフェンダー、専用ロールバーといった装備を持っており、まさに「備えは万全」。

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こちらはトレイルハンターのインテリア。

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スイッチ類は(おそらくはグローブ装着時でも操作できるように配慮したのか)大きく滑り止めも。

加えて、同様の理由にてタッチパネルの使用を控え、物理スイッチを増加させているのだと思われます。

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新型トヨタ TRD Proは究極のトラックだった

そしてこちらは新型タコマ最大の目玉であろう「TRD Pro」。

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北米トヨタはこのTRD Proを最上位モデルとして設定することが多いようですが、その例に漏れず、タコマにおいても他のグレードとは全く異なる装備が与えられています。

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トレイルハンターに近い装備を持つももの、ホイールは18インチ、タイヤは33インチ(グッドイヤー製オフロードタイヤ)へとサイズアップ。

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そしてTRD ProにはFOX製ショックアブソーバーなど悪路走行に特化した装備が盛り込まれ、トレイルハンターの「目的地にたどり着く」という目的と比較し、このTRD Proでは「悪路走行を行うこと」自体が目的となっているように思われます。

全般的に見て、新型タコマは「4つのグレード」にて幅広い需要を拾い、そのグレードの中で仕様を細分化することで、そして多彩なオプションのラインアップにて)最大限のニーズに応じようとしているように思えます。

このあたり、トヨタの「より多くの人の需要を高いレベルで満たす」という考え方が反映されているのかもしれません。

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なお、興味深いのは、インテリアにおいても(フロントグリル同様に)TACOMAではなく「TOYOTA」の文字が使用されることで、つまり、トレイルハンター、TRD Proといった上位モデルではトヨタブランドを強く推している、ということになりますね。

このTRD Proのカラーリングは「GR」的ですが、北米ではGRよりもTRDのほうの存在感がいまだ強く、しかしこのあたりは現在「調整中」なのかもしれません。

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GRヤリス
北米ではGRではなく「TRDこそがハイパフォーマンスブランド」。なお日本のTRDはGRにその座を追われてドレスアップパーツブランドに

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そして新型タコマ TRD Proにおいて特筆すべきは「アイソダイナミック・スポーツシート」。

このシートには衝撃吸収システムが組み込まれ、シートバックに直接組み込まれた4つの「エア」「油圧」ショックアブソーバーが振動、衝撃、傾きを吸収し、トヨタの言葉を借りるならば「オフロード走行を楽しんだ後の首や背中の痛みが軽減される」。

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このダンパーは、シートバックの2つのノブで手動で調整でき、カーボンファイバー製のハウジングには圧力計が装備され、後席の人にショックが働いている様子を見せることが可能です(ただし後席にはこのシステムが装備されない)。

これが標準装備なのかオプションなのかは不明ではありますが、相当に高額なデバイスであることは間違いなく、しかし数年先になると、現在の「パッシブ」ではなく、車両の姿勢を安定させる最新のサスペンションのように「アクティブ」となるのかもしれません。

新型トヨタ・タコマを紹介する公式動画はこちら

https://youtu.be/o-z7fMnu5RE

参照:Toyota USA

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