その価格7.7億円、レクサスの超高級ヨット「LY680」が受注開始。「富裕層が海の真ん中で素の自分になれる、そんな隠れ家を目指しました」【動画】

｜　レクサスは今後、様々な手段によって富裕層をサポートするビジネスを展開するものと思われる　｜

いったいこれまでにレクサスのヨットがどれくらい売れたのかがちょっと気になる

さて、レクサスがラグジュアリーヨット、LY680を発売（3月21日から受注開始、デリバリーは2026年を予定）。

レクサスはこれまでにもLY650を販売していましたが、このLY680はLY650の改良版という位置づけとなっています。

もちろん「LY」とは「レクサスのヨット」を表しますが、レクサスは”ラグジュアリーライフスタイルブランド”として富裕層の移動や生活を支えるという思想を持っており、クルマ以外の”乗り物”へと進出するのものこのアイデアがベースとなっているため（いずれは”空”にも進出したいという意向を持っている）。

レクサスLY680はこんなラグジュアリーヨット

そこで今回発表されたLY680を見てみると、そのコンセプトはレクサスいわく「海の真ん中で、本物を知る人が素の自分に戻れる、隠れ家のような空間」。

レクサスがクルマにおいても追求する「安定した操縦性や優れた乗り心地、静粛性」を持ち、さらにはラグジュアリーヨットに求められる「すっきりと奥深い航走性能」が実現されています。

製造を担当するのはスーパーヨットを手掛けるホライゾングループ（Horizon Group）、しかしそこにはトヨタ自慢の生産方式であるTPS（トヨタ生産方式）が組み込まれるなど、双方の強みをさらに活かす試みも行われているようですね。

そしてLY650からLY680へと進化するにあたって（当然ながら）いくつかの変更が組み込まれ、これらは顧客の要望によって実現したものだといい（ということは、それなりに購入した人がいるようだ）、まずはフライブリッジの拡大（1,400ミリ）、そしてラウンジソファにウエットバーが採用され、さらに船体後部のスイミングプラットフォームを700ミリ延長してオフショアでの使い勝手を向上するという実用的な内容に。

JUN

フロアにレクサスエンブレムが再現されている！

船体は全長20.66ミリ、全幅5.76ミリ、客室数は3、乗員数は15人というスペックを持っており、日本国内での希望小売価格はなんと7億7000万円（ぼくは船舶には明るくないので、この価格が妥当なのかどうかの判断はできない）。

なお、高級車（スーパーカー）とヨット（ボート）とは顧客層が重複していると言われ、これまでにもポルシェやインフィニティ、ブガッティがボートのデザインを行ったり、BMWやアストンマーティンがヨットメーカーとのコラボレーションモデルを開発したり、さらにメルセデスAMGがパワーボートの開発製造に携わっているほか、フェラーリも（おそらくは競技用の）この分野に参入することになりそうです。

レクサスLY680のプロモーション動画はこちら

あわせて読みたい、ヨット（ボート）関連投稿

参照：TOYOTA