| まさかここまでランボルギーニらしさが貫かれているとは思わなかった |
すでに予定販売数「63」は完売済み
さて、先日「コナー・マクレガーに、ランボルギーニのボートが納められた」というニュースをお届けしましたが、ランボルギーニからも「1号艇がオーナーに引き渡された」というリリースが公開されています(この船体がコナー・マクレガーのものかどうかはわからない)。
なお、このランボルギーニによるヨットは正式名称を「テクノマール・フォー・ランボルギーニ63」といい、高級ヨットメーカーのテクノマール社との共同開発によるもの。
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そのデザインはどこまでも「ランボルギーニ」
このテクノマール・フォー・ランボルギーニ63は見ての通りシアンFKP37にインスピレーションを求めたデザインを持っており、一般的なモーターヨットとは全く異なるデザインを持っています。
そのため、実際に海上に浮かべた画像を見たとしても、まるでCGで船体を貼り付けたかのような「そこだけ別世界」感もあり、独自の世界観を演出しているようですね。
さらにはコンセプトカー「テルツォ・ミッレニオ」にて初採用された「Y字」ライトを装備し・・・。
ハードトップは「ランボルギーニのロードスター」にインスパイアされたという構造を持ち、ランボルギーニいわく「日差しや風からの保護だけでなく、驚くべき空力性能も保証する」。
今までにも「メルセデスAMGとのコラボレーション」など様々なヨットが公開されてきたものの、これほどまでにその自動車メーカーの製品と近い仕様を持つ船は見たことがなく、随所にランボルギーニらしさが見られるのもテクノマール・フォー・ランボルギーニ63の特徴のひとつ。
例えばこのリッドはアヴェンタドールの給油口をイメージしたもの。
サイドの「V」カット、内側のルーバーはシアンFKP37から。
これらのフィンはアヴェンタドールSVJっぽいデザインですね。
シートもランボルギーニの実車と同じ。
スターターボタンはウラカンから。
メーターのグラフィックやフォントもランボルギーニっぽい感じ。
ランボルギーニオーナーからすると「慣れ親しんだ」デザインが多く、安心できる環境だと言えそうです。
テクノマール・フォー・ランボルギーニ63の船内はこうなっている
そしてこちらがテクノマール・フォー・ランボルギーニ63の船内。
ブラックにイエローという、ランボルギーニのエンブレムを思わせるデザインを持っています。
シーツまでもがランボルギーニっぽいヘキサゴンステッチ入り。
タオルやバッグもランボルギーニ仕様。
あちこちにヘキサゴン型の意匠が見られます。
バスルームの壁には「Y」。
なお、このテクノマール・フォー・ランボルギーニは自由に内外装をカスタムすることができるそうですが、もちろんカスタムを担当するのはランボルギーニのパーソナリゼーションプログラム「アドペルソナム」。
船体色はじめ内外装をオーダーメードにて仕上げることができるといい、これだけ大きな船体、そして様々な設備を持つ部屋の仕様を決めるだけでもかなりの時間を要しそうですね。
テクノマール・フォー・ランボルギーニの価格については公表されておらず、わかっているのは2基のV12エンジンを搭載し4000馬力を発生すること、最高速は111km/h(60ノット)にも達すること、40ノットの巡航速度にて約389kmの航続距離を持っていること。
おいそれと購入できる価格ではなさそうですが、すでに販売予定数(63艇)は完売したと報じられ、今後は第二弾、第三弾と続く可能性もありそうですね。
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参照:Lamborghini