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トヨタが一気に3台のEV、「C-HR+」「bZ4X」「LEXUS RZ」を発表。レクサスRZはついに待望の「ヨーク型ステアリングホイール」を備える

トヨタが一気に3台のEV、「C-HR+」「bZ4X」「LEXUS RZ」を発表。レクサスRZはついに待望の「ヨーク型ステアリングホイール」を備える

Image:Toyota

| トヨタは「顧客が選びたくなるような」ラインナップの構築を目指している |

電動化には出遅れたトヨタではあるが、ここから一気に挽回を目指す

さて、トヨタが欧州にて「C-HR+」「bZ4X」「LEXUS RZ」という3つのニューモデルを発表。

これらはいずれも完全電気自動車(BEV)となりますが、「C-HR+」はC-HRのEV版、そしてbZ4XとレクサスRZは従来モデルの改良版という位置づけです。

トヨタは「マルチパスウェイ」によってカーボンニュートラルの実現を目指す

なお、トヨタは「顧客がクルマを選ぶのであって、メーカーがクルマを押し付けるべきではない」というスタンスを持っており、そのため「より多くの顧客が選択できる」よう幅広いラインナップを展開しています。

それは幅広い車種展開にとどまらずデザインにおいても同様で、たとえばメルセデス・ベンツ、アウディ、BMWのデザインが「金太郎飴」的なのに対し、トヨタはプリウスやシエンタ、アルファードなど「個別の」デザイン持ち、それぞれのクルマの個性を主張するという方向性を採用しています。※レクサスはブランディング上、また異なる戦略を採用

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さらにはパワートレイン、駆動方式もまた同じであり、「内燃機関」「ハイブリッド」「PHEV」「BEV」といった感じで取り揃えていますが、この中で唯一遅れていたのが「EV」分野。

そして今回欧州にてこれらEVを発表したのは「欧州では他地域に比べ電動車保有率が高く、BEVが求められる傾向が強いから」で、これもまたトヨタの「顧客中心」という考え方を反映したものだといえそうです。

そこで各車を見てみると、まずは「C-HR+」。

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  • BEVを新規導入
  • 滑らかで目を引くスタイリングと、広々とした室内空間や大容量416Lの荷室といった実用性を両立
  • e-TNGAプラットフォームを採用し、専用に調整されたサスペンションによって真に満足感のあるドライブ体験を提供
  • 電池セルに改良を加えた2つのリチウムイオンバッテリーを設定。ベースとなるバッテリー容量57.7kWh仕様は航続距離455km*1を、より航続距離を延ばしたバッテリー容量77.0kWh仕様は航続距離600km*1を確保。合わせて前輪駆動タイプ、全輪駆動タイプを設定することでお客様に幅広い選択肢を提供
  • 2025年後半から欧州で発売を予定
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次いでbZ4X。

航続距離や充電性能の改善がなされ、EVとしての基本性能が大幅に向上しています。

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  • TOYOTA C-HR+同様、2つのリチウムイオンバッテリーを設定。ベースとなるバッテリー容量57.7kWh仕様と航続距離向上を目指したバッテリー容量73.1kWh仕様をラインアップ。多様なお客様のニーズを踏まえバッテリーの選択肢を拡大。eAxleの高効率化もあり、73.1kWh仕様の航続距離は従来型比約70km*3延伸を追求
  • バッテリープレコンディショニング*4初搭載。バッテリーを充電に最適な温度とし、冷間時での急速充電時間約30分*5を目標に開発
  • eAxleの出力アップ、サスペンションのセッティング見直しなどにより、走りも進化。静粛性も含め乗り味もレベルアップ
  • 2025年後半から欧州で発売を予定
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さらにレクサスRZ。

こちらはマニュアル。トランスミッション風のロジックを備える「インタラクティブマニュアルドライブ」の設定、そしてヨーク型ステアリングホイールの設定がトピックです。

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  • 走りのコンセプト“The Natural”を徹底的に追求し「Lexus Driving Signature」をさらに深化
  • バッテリーEVシステムを全面刷新し航続距離を伸長、充電時間を短縮
  • 高出力モーターを搭載した「RZ550e“F SPORT”」をラインアップに追加
  • 「人とクルマの対話」を加速させ新たなドライビング体験をもたらすステアバイワイヤシステムを設定
  • マニュアル操作のように駆動力を操作できる機能「インタラクティブマニュアルドライブ(Interactive Manual Drive)」を設定し、操る楽しさを提供
2025.02.14

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