| 世の中には素晴らしいアイデア、そして素晴らしい技術を持つ人達が存在する |
そしてそのアイデアを実行に移してしまうユーチューバーがここにいいた
さて、「サイエンス・ビデオ・アンド・モア」がコンセプトのユーチューバー、「Q」が四角いタイヤを持ち、実際に走行できる自転車を製作し、その過程と走行する様子を動画にて公開。
なお、昨今はユーチューバーの収益が減っていると言われるものの、広告収入が減っているのは「お笑い系」「レベルの低いウケ狙い」といったネタを得意とするユーチューバーが多いようで、逆に高度な解説系や技術系、工作系ユーチューバーはその収益を伸ばしているもよう。
ちなみにですが、この「Q」というネーミングにつき、007の所属するMI6にて特殊兵器を開発する(初代)担当者にちなんだのかもしれませんね。
ちょっとしたアイデアがあればどんなことでも実現可能に
なお、この「四角いタイヤを持つ自転車」はまったく実用性はないものの、ちょっとしたアイデアがあれば「一見して不可能に思えることでも」実現できるということを示しており、なかなかに興味深い動画に仕上がっています。
そこで今回この自転車を制作する様子から見てみようと思いますが、まずはこんな感じでリムを自作。
金属製のレール状のような素材をカットし、それらを溶接して組み立てるようですね。
そして車輪を固定するためのシャフト、車輪を回転させるためのスプロケットまでも自作。
さらにスポークを組み・・・。
その後はリムをシルバーに塗装し・・・。
スプロケットやローラーを組み込みます。
先に種明かしをしておくと、タイヤが四角いにもかかわらずちゃんと走れるのは「タイヤを回転させるのではなく、四角いリムの周りをタイヤ風のキャタピラーを回転させているから」。
そしてこちらがキャタピラーですが、これに(もともと自転車に付いていた)タイヤをカットして貼り付け、タイヤに見せかけているわけですね。
この画像を見ると、キャタピラー状の平たいベルトのようなタイヤがリムの周囲を「巻いて」いることがわかりますが、「リムにタイヤを装着している」ように見せるため、リムのサイドをブラックにペイントして「タイヤに見せる」という念の入れよう。
早速自転車に四角いタイヤを装着
そしてここからはできあがったタイヤを車体に装着。
本来取り付けられている丸いタイヤを取り外し・・・。
四角いタイヤへと換装。
そしてこの四角いタイヤ、もといキャタピラーを動かすためにちょっとした加工も。
そして完成した状態がこちら。
ペダルを漕ぐとチェーンホイールが回転し、そのちょっと上にあるスプロケットに動力を伝達し・・・。
その反対側にあるもうひとつのチェンホイールがチェーンを介して四角い車輪の端にあるスプロケットを回し、これがキャタピラー状のタイヤを動かするという仕組みです。
驚くことに四角いタイヤでも実際に走行が可能
そしてびっくりすることに、乗車してペダルを漕ぐと・・・。
実際に走行が可能に!
もちろんホイールは回転せずに外側のキャタピラーのみが回転するのですが・・・。
この状態で滑るように走行する姿はまさに驚異的。
四角いタイヤを持つ自転車を製作し走行させる動画はこちら
参照:The Q