| できれば、もっとポール・ウォーカー個人所有の80スープラに近づけてほしかったが |
まさかサファリがGRスープラに手を出すとは。ずいぶん思い切った企画を実施してきたな
さて、ファッション誌「サファリ」が特別仕様のGRスープラを限定販売する、とアナウンス。
このGRスープラは「ポール・ウォーカーが生きていたら、GRスープラをどんな風にカスタムするか」を想定した仕様をもっており、トムスの協力のもと、いくつかの特別装備が追加されています。
なお、ポール・ウォーカーは日産スカイラインGT-Rとともにスープラを愛したことでも知られますが、「ポール・ウォーカー=スープラ」というイメージを確立したのは、なんといっても映画「ワイルド・スピード」にて廃車のスープラを購入してきてレストアし、自らドライブしたくだりだと思います(スープラに対する思い入れが描かれていた)。
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もともと、ブライアンは「スープラではなく三菱GTO」に乗る予定だったらしい
参考までに、ワイルド・スピードシリーズにて車両コーディネーターを担当したクレイグ・リーバーマン氏によると、ワイルド・スピード製作開始当初、使用するクルマには「アメリカのチューニングシーンにて受け入れられているクルマで、しかも安価(当初、ワイルド・スピードは低予算映画だった)」という条件が提示され、同氏がピックアップしたのが日産フェアレディZ(Z32)やトヨタ・スープラ(80)、三菱GTO、トヨタMR2。
その中でも三菱GTOが最有力であり、よってGTOメインで脚本が書かれていたものの、実際にそれらの候補を(ポール・ウォーカー含む)出演者に見せたところ「GTOが選ばれなかった」とも語っています。
なお、GTOではなくスープラが選ばれた理由はもうひとつあり、それは「ルーフをふっとばすシーンに最適だったから」。
Z32、MR2ともに「Tバー」なので劇中のようにルーフを飛ばすことができず、かつMR2はポール・ウォーカーの長身(188センチ)が収まらなかったとも言われます。
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Safari×GRスープラ×TOM’Sはこんなクルマ
そして今回販売される「Safari×GRスープラ×TOM’S」の仕様を見てみたいと思いますが、注意を要するのは「3台のみの限定販売となり、10月31日までの応募期間終了後、抽選にて販売される」ということ(応募は「Safari Lounge」にて)。
さらに価格は1297万円と「かなり高額である」こと。
それでは、この「Safari×GRスープラ×TOM’S」の内容を見てみましょう。
ボディカラーはマットホワイト、リアには80スープラ風のウイングも
まず、(画像ではわかりにくいものの)ボディカラーは専用の「マットホワイト」。
これはラッピングではなく、ペイントによって再現されているようですね。
そしてリアには「80スープラ純正風の」リアウイングが装着されています(ポール・ウォーカーも自身のスープラにこのウイングを取り付けていた)。
ちなみにこちらはポール・ウォーカーの乗っていた80スープラ。※画像に写っているのはジェイ・レノと弟のコディ・ウォーカー
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Safari×GRスープラ×TOM’Sには機能パーツも
そしてこのSafari×GRスープラ×TOM’Sは外観だけではなく機能にも手が入り、まずは「トムスパワーボックス(サブコン)」追加によってブースト圧を上げ、出力を387PSから426PSへと向上させているほか、サスペンションはKW製「バージョン3」へと交換済み。
さらにホイールはBBS LMへと交換されて「レトロな」印象を演出しています。
これらのほか、「シート表皮にパンチング加工」「センターコンソールにはカーボンパターン」など、様々な特別装備が与えられるようですね。
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