| ランドローバー・ディフェンダー/ディスカバリー共に「比較的珍しい」リコール内容 |
やはりカイエンはポルシェの中では比較的リコールが多い
さて、現在非常に人気が高く、中古車の価格が新車を上回っている状態の新型ランドローバー・ディフェンダー。
メルセデス・ベンツGクラス(ゲレンデ)があまりに手に入りにくいため、セレブがディフェンダーに多く流れているという話もありますね。
ちなみにディフェンダーのボディサイズは全長4583ミリ、全幅2008ミリ、全高1974ミリなので、まず普通の駐車場に保管することは難しく、よって「自宅に大きな駐車場を持つ」セレブに購買層が集中していることも容易に理解できます。
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そのディフェンダー90に早速リコール
そして今回、そのディフェンダー90に早速リコールが発表されていますが、内容としては「シートレール」に起因するもの。
以下の通り公表されており、問題の解決にはシートフレームを対策品に交換する必要があるようです。
前列シートフレームにおいて、最前部及び最後部の停止位置にあるブラケットの強度が不足しているため、手動でシートを最前部又最後部に強い力で移動した場
国土交通省
合、ブラケットが変形することがある。そのため、ロック位置がずれる事により、シートを正しい位置で固定出来ないおそれがある。
今回のリコール対象となるのは令和3年3月15日~令和3年5月18日に輸入された175台(けっこう多い)で、現在報告された不具合件数はゼロ、もちろんこれに起因する事故もゼロ。
問題を知ることになったのは「本国メーカーからの情報」とあるので、本社から不具合の通知があったものと思われます。
ランドローバーはディスカバリーにもリコール届け出
そしてランドローバーはディスカバリーにもリコールを発表。
こちらはバッテリーのアース関係となり、対策としてはボルトを交換する必要がある、とのこと(ボディ側のネジ山が潰れていたらけっこう面倒なことになっていた)。
対象となるのは令和2年10月10日~令和3年6月29日に輸入された21台で、やはり不具合/事故件数はゼロ、問題発見の動機は「本国メーカーからの情報」です。
バッテリマイナスケーブルのボディ側アース取付部において、作業管理が不適切なため、取付ボルトの締結トルクが大きい状態のものがある。そのため、当該ボルトのネジ山が破損し、原動機及び電装品に電源が供給されず、最悪の場合、原動機が始動しない又は走行中にエンストするおそれがある。
国土交通省
ポルシェはカイエンにリコール届け出
ランドローバーに加えてポルシェもカイエンに対してリコールを出しており、内容としては「エンジンスターター」。
平成30年5月22日~平成30年11月12日に輸入されたカイエン、カイエンS、カイエン・ターボ合計168台が影響を受け、スターターそのものを交換する必要がある、とのこと。
実際にこれに起因した事故は発生していないものの、不具合そのものは48件報告されており、対象台数からすると「かなり高い比率」でトラブルが出る模様。
発見の動機としては「本国及び市場からの情報による」。
カイエンはポルシェの中では(パナメーラとともに)リコールが比較的多いモデルとして知られますが、そのリコールの内容も多岐にわたるようですね。
エンジン始動用のスタータにおいて、製造工程管理が不適切なため、エンドカバーのねじがゆるむことがある。そのため、スタータが作動しなくなり、エンジンが始動できなくなるおそれがある。
国土交通省
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