| ポルシェの提供する充電ネットワークが「1.21ギガワット」をに達したことからの共同戦線 |
ポルシェはタイカンに対し、相当なプロモーション費用を投入しているようだ
さて、ポルシェは初の電気自動車「タイカン」を発売して以来、世界中で様々なプロモーションを展開しており、日本ではバーチャルモデルIMMAとのコラボ、シンガポールや北米ではスター・ウォーズとのコラボレーションを行っていますが、今回はなんとバック・トゥ・ザ・フューチャーとのタイアップが実現しています。
今回のコラボについては、ポルシェが展開しているヨーロッパとアメリカとの充電ネットワークを合計すると「1.21ギガワット」の提供が可能になったことを記念しており、もちろんこれはバック・トゥ・ザ・フューチャーの劇中にて「タイムトラベルに必要な電力が1.21ジゴワットであること」にかけたもの。
1.21「ギガワット」と1.21「ジゴワット」との差はあるものの、1.21ジゴワットというと、小型の原子炉が必要なくらいの電力だとされているので、ポルシェの充電ネットワークが1.21ジゴワットに並ぶのはまだまだ先のことなのかもしれません。
ちなみに現時点では、ポルシェの充電ネットワークはアメリカで670箇所、ヨーロッパでは372箇所、さらには個別のものをあわせると4800台の充電器が利用可能だといい、そのうち急速充電器は1042台だとされています。
ポルシェとバック・トゥ・ザ・フューチャーとのコラボ動画はこうなっている
そして今回公開された動画を見てみたいと思いますが、まずはドリフトしながら登場するデロリアン(DMC-12)。
Mr.フュージョンが装備されているので、改良された後のバージョンということになりますね。
タイムトラベルの準備開始!
そこに登場するのがポルシェ・タイカン。
タイカンのドライバーも後ろから迫るデロリアンに気づき・・・。
「ん?」という訝しげな表情。
そしてデロリアンはタイカンと並び・・・。
タイムトラベルを開始し・・・。
時間の「向こう側」へ。
そして劇中同様、あとに残るのは「OUTATIME」のナンバープレート。
ちなみにタイカンに装着されているナンバープレートには「INTIME」の文字が見えます。
タイカンのドライバーは「あの」市長
なお、このポルシェ・タイカンを運転するのは、バック・トゥ・ザ・フューチャーにて、ダイナーの店員から市長にまでなったゴールディ・ウィルソンを演じたドナルド・フルーリョーブ氏。※タイカンのリアサイドウインドウにキャンペーンステッカーが貼ってある
ポルシェにしてはかなり珍しいプロモーションだと思いますが、今回の動画は劇中にてはじめてタイムトラベルを行った日ににちなんで毎年開催される「バック・トゥ・ザ・フューチャー・デイ」にあわせての公開となっています。
ポルシェ・タイカンの充電ネットワークは?
ポルシェ・タイカンの充電ネットワークについては、国や地域によって対応が異なり、国によってはチャージングネットワークサービスと共同にて展開する場合も。
日本については、ポルシェセンターに設置されている充電器(ポルシェターボチャージャー)が24時間開放されており(ポルシェセンターによって差異はあると思う)、これを利用するとバッテリー容量の80%までを24分で充電可能。
大阪だと急速充電器があべのハルカス、LINKS UMEDAに設置されていますね。
加えてホテルや温泉、ゴルフコース等に「ポルシェ ディスティネーション チャージングステーション(普通充電器)」が設置され、そのほかNCSネットワークにも対応しており(CHAdeMO対応)、今後はさらに充電器の数も増えてゆくものと思われます。
参考までに、家庭用の8kW充電器(200V結線)だと1時間の充電で走行できるのは32km、同じく家庭用の3kW(コンセント)充電器だと12km、ポルシェ・ターボチャージャーだと300km、EV用公共充電器だと約100km。
ポルシェ チャージング サービスを利用するには専用のアプリが必要で、充電はもちろん有料となっています。
料金プランは2種類あり、ひとつは「月額会員プラン」で、これは毎月1,800円を支払えば普通充電器(8kW)を無料にて、急速充電器(90kW)を分あたり45円で利用できるというもの(登録料金2,000円)。
そしてもう一つの「都度会員プラン」だと普通充電器(8kW)は無料、急速充電器(90kW)は分あたり120円という設定です。※両プランとも、2021年末以降は値上げの予定
ポルシェ・タイカンとデロリアンとが共演する動画はこちら
参照:Porsche