| これだけ魅力的な中国製EVが多数登場している状況下だと、ますます中国車しか売れなくなりそうだ |
ある意味中国人はいま幸せな環境にあるといえよう
さて、BYDが展開する個性派EVブランド、ファンチェンバオ(Fang Cheng Bao=方程豹)より発売されるSUV、「Bao 3」の情報が一部明らかに。
なお、このファンチェンバオは「ヤンワン(Yang Wang=仰望)」の下、「デンザ(Denza)」の上に位置しており、BYDとしては「個性的なクルマ」を発売するブランドだと位置づけているのだそう。
実際のところ、すでにスピードスター「Super 9」が発表され大きな話題を呼んでいますね。
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BYDが中国にてウインドウレスのスピードスター「Super 9」を発表。同社のプレミアムブランドFang Cheng Bao(ファン・チェン・バオ)より発売予定
| BYDは底しれぬ資金力をもってとんでもなく早い展開を行っている | 中国の自動車メーカーの特徴の一つがこの「ビジネスの展開の速さ」である さて、BYDは現在、Denza、Yangwang(仰望)と ...
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ファンチェンバオ Bao3はこんなクルマ
そこで今回明らかになったのは、中国工業情報化部(MIIT)に届け出られた一部画像とスペック。
すでにBao3については公式ティーザー画像が公開されているものの、これらとあわせて全容が「見えてきた」ということになりそうです。
そしてこのBao3(バオ3)は「スーパー3」として公開されていたコンセプトカーの市販モデルであり、実際の発売は今年後半、そして価格は22万元(450万円くらい)に設定されると見られています。
公式フォト、そしてMIITの画像ではグリーン、ブラック、ホワイトの個体を見ることができますが、いずれも少しづつ仕様が異なり、しかしいずれも未来的なルックスを持つようですね。
ちなみにBYDはこのBao3につき、「スター・ウォーズからインスピレーションを得た」と述べており、ダースベーダーやストームトルーパーからデザイン上のヒントを得たのかもしれませんね。
このBao3のボディサイズは全長4,605ミリ、全幅1,900ミリ、全高1,720ミリ、そしてホイールベースは2,745ミリだということがMIITへと届け出た資料から判明しており、アプローチアングルは25°、デパーチャーアングルは28°、車体重量は2,150kg、タイヤサイズは235/60R18または245/50R19。
位置付けとしては「オフロードEV」で、フラッシュマウントドアハンドル含めスマートな外観を持ちつつも前後バンパーやサイドにはロックガードを連想させるデザインが見られ、ホイールアーチには比較的大きなオーバーフェンダーも。
フロントとリアにエレクトリックモーターを内蔵する”デュアルモーター”セットアップを採用し、それぞれのモーターの最大出力はそれぞれ110kWと220kW、そしてバッテリーはもちろんBYDの誇る「ブレードバッテリー」。※バッテリー容量は現時点では明らかにされていない
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参照:CarNewsChina