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ボクの大好きなスパイカーが競売に登場!2500万円ほどに価格が上昇し、ボクだけではなく多くの人がその価値を認めているもよう

ボクの大好きなスパイカーが競売に登場!2500万円ほどに価格が上昇し、ボクだけではなく多くの人がその価値を認めているもよう

| スパイカーはすでに倒産し、もうそのクルマを新車で購入することができない |

これだけエキゾチックで優雅な内外装を持つクルマもそうそうない

さて、ぼくの大好きなスパイカー。

その理由はレトロフューチャーなスタイリング、エレガントなインテリア、クラフツマンシップが感じられる各部のフィニッシュ、そしてそのカンパニースローガン「Nulla tenaci invia est via=粘り強くやり通せば、必ず道は開ける」にあります。

スパイカーはもともと1997年にヴィクター・ミュラーとマールテン・ドゥ・ブルイーンによってオランダにて設立されており、経営不振に陥るもアブダビの投資会社の支援を得てなんとか存続。

その後はスポーツカー事業を売却し、傘下にあった「サーブ」に集中すべく社名を「スウェディッシュ・オートモビル(SWAN)」に変更したものの、サーブすらも不発に終わったためにこれを売却し再び社名を「スパイカー」へと戻します。

さらに2012年には中国企業の出資を受け入れ、しかしまたもや経営危機に陥り、なんとか危機を乗り切って2016年には「C8 PRELIATOR」を発表するに至るものの、しかし実際に発売することはできなかったもよう。

2017年にはケーニグセグからエンジン供給を受けると発表されていますが、こちらもどうやらうまく機能せず、そして2020年には「BRエンジニアリング、SMPレーシング、ミラン・モラディから出資を取り付け、2021年からニューモデルを生産する」と発表するも、しばし後に「ついに倒産」との報が聞かれ、つまりはその命運が尽きたということになりますね。

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今回販売されているのはC8スパイダー

スパイカーが設立された際には「C8スパイダー」「C8ラヴィオレット」の2モデルが発売されていますが、今回中古市場に登場したのはC8スパイダー、つまりオープンモデル。

このC8は映画「ローグ・アサシン(ジェット・リー/ジェイソン・ステイサム主演)」にも登場しており、印象的な役割を果たしたことでも知られています。

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今回販売されるC8スパイダーは2006年モデルだと記載されており、ヨーロッパで新車として販売された後、2010年9月にアメリカに輸入され、ケンタッキー州、ミシガン州、フロリダ州のオーナーのもとを渡り歩いた後、2020年5月に現在の中古車ディーラーが入手した、とのこと。

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アルミニウム製のボディワークには、チャンピオン・シルバーの塗装が施され、レトロなクロームのアクセントがエレガントさを添えています。

標準装備のセンターロック式19インチアエロブレードホイールには、フロント235/35、リア265/30のミシュランパイロットスポーツ4Sタイヤが装着済み。

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ちなみにスパイカーのデザインモチーフは航空機(実質的なつながりはないものの、1880年〜1925年に活動していた自動車/航空機エンジンメーカーのスパイカー社へのオマージュ)であり、プロペラや、リベット打ちの外装といったモチーフが取り入れられることが多く、よってホイールも「昔の航空機のプロペラ」がデザインソースとなっているわけですね。

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スパイカーC8スパイダーのエンジンはアウディ製

スパイカーC8のパワートレインには、アウディ製の4.2リッター自然吸気V8エンジンが採用され、最高出力400ps、最大トルク354Nmを発揮。

このエンジンに6速ゲトラグ・マニュアル・トランスミッションを組み合わせ、ドレクスラー・リミテッド・スリップ・デフを介して後輪を駆動しますが、参考までに、同じオランダの自動車メーカーであるドンカーブート(ドンケルフォールト)もアウディのエンジンを使用しています。

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スパイカーC8スパイダーの内装はこうなっている

そしてこちらはC8スパイダーの内装。

外装に比較してもいっそうレトロ、かつメカニカルな仕様を持っていて、ぼくはパガーニと並び、”もっともカッコいい内装を持つクルマのひとつ”だと認識しています。

もちろんステアリングホイールも「プロペラモチーフ」。

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シート、ダッシュボード、キックパネル、センターコンソール、トランスミッショントンネルなどに美しいステッチが施されたブラックレザーを使用。

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イルミネーションが灯るといっそう優雅ですね。

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このスパイカーC8スパイダーの走行距離は3,500マイル(5,632km)、そして現時点での価格(オークション形式で販売されている)は23万ドル(2500万円)を超えていて、多くの人がスパイカーの価値を高く評していることもわかり、おそらくは今後も長きに渡って価値を維持し、また上げてゆくものと思われます。

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参照:Bring A Trailer

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