すでにフォルツァ モータースポーツ7にも収録済み
メキシコ発(初?)のスーパーカー、Vuhl05RRがついに発売される、との報道。
最初にこのVuhl05RRが公開されたのは2016年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで、その後はレースゲーム「フォルツァ モータースポーツ7」にも収録されています。
当初の予定では2017年に発売するというものでしたが、その2年遅れでのデリバリーということになりますね。
パワーウエイトレシオはスーパーカーを超えてハイパーカー並みに
そのVuhl05RRですがなかなか思うようなペースでは市販にいたらず、しかし今回ようやくメキシコシティにてお披露目されることに(ショールームもオープンしたらしい)。
なお、Vuhlはすでに「05」というクルマを発売していて、今回の05RRはそのハイパフォーマンス版という位置づけ。
「05」に比較すると、この「05RR」は65キロ軽量化されて660キロに、そして出力は115馬力アップして390馬力へ(エンジンそのものはフォードの2.3リッターエコブースト)。
たしかに画像を見るとボディパネルはもちろんホイールまで「カーボン」。
ロックナットの緩み止めは「ピン」を使用するという、レーシングカー同様の手法を採用していますね。
なお、ブレーキはアルコン製を採用。
計算上では「1トンあたり」の出力は590馬力、もしくはパワーウエイトレシオ1.69となり、これはマクラーレン720Sやフェラーリ488、ランボルギーニ・アヴェンタドールといったスーパーカーの数値を超え、アストンマーティン・ヴァルキリーやメルセデスAMG ONEといったハイパーカーに近い数字。
そのほか05RRは軽量フライホイール、レース用のクラッチを持ち、トランスミッションは6速シーケンシャル、駆動輪はもちろん後輪のみ。
こんな感じでとことん走りを追求した結果、05RRの0-100キロ加速は2.7秒(マクラーレン・セナやポルシェ911GT2RSよりも速い)、最高速度は255km/hへ。
さらに「05」に比較するとパワートレーンの搭載位置は50ミリ低くなって低重心化を達成し、デフ、サスペンション、ステアリングレシオも「サーキット走行メイン」。
エアロパッケージも大幅に進化し、見るからに強力なダウンフォースを発生しそう(サスペンションとともに、注文時に好みに合わせて変更が可能)。
マフラーエンドは簡素な「パイプが一本」出ているだけで、これもまたこのクルマが装飾よりも軽量化を目指したということが分かる部分です。
現時点では価格についてのアナウンスはなく、しかし欧州、北米、そしてメキシコで販売を開始するとアナウンスしており、価格含めた詳細は追って発表になるものと思われます。
VIA:Vuhl