| ここまでこだわり抜いて作られたクルマはそうそうない。おそらくはブガッティも敵わないかも |
ハイパーカーを通り越してメガカーと呼ばれること、その資産価値が非常に高いこともよくわかる
さて、英国人ユーチューバー、MrJWW氏がケーニグセグ本社を訪れ、その施設、そして開発中のジェメラ、ジェスコの様子をレポートする動画を公開。
なお、ケーニグセグは2019年にNEVS(=ナショナル・エレクトリック・ビークル・スウェーデン)より出資を受けて新会社を切離すると発表されていますが、その後の動向については報道がなされていないのでちょっと謎。
もしかするとすでに新会社が設立されて組織体制が変更され、業容を大きく拡大しているのかもしれません(今回紹介されているオフィスやファクトリーはかなりきれいで新しそうなので)。
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ケーニグセグの社屋はこうなっている
そこでケーニグセグのオフィス&ファクトリーツアーを紹介してみたいと思いますが、社屋は2階建てとなっていて、1Fは研究施設やプロトタイプの製作、2Fはソフトウエアの開発などのデスクワークを行うという構成です。
ここはケーニグセグ創業者、クリスチャン・フォン・ケーニグセグ氏のオフィス。
様々なモノが並べられていますが・・・。
なにやら芸術品のような物体が登場。
なんとこれは「キーの保管ボックス」で、上部がパカっと開いてキーを収納したり取り出したりすることが可能です。
そのつくりはあまりに精緻であり、文字通りアートと言って良いかと思います。
そしてこちらはジェスコのアップライト。
自動車のパーツだとは思えない美しさですね。
ケーニグセグが最初に発売したCC8Sのようなクルマのミニチュア。
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ケーニグセグは可能な限り自社開発
なお、ケーニグセグはパガーニと並ぶ現代の自動車業界における「神話」ですが、パガーニと異なるのは「ほぼ全てのパーツやコンポーネントを自社で開発していること」。
パガーニに限らず、歴史の浅いスーパーカーやハイパーカーメーカーの場合、(エンジンやトランスミッション、ホイールなど)コンポーネントやパーツは他社からの供給に頼ることが多く、しかしケーニグセグは基本的に自社開発。
他社から供給を受けたほうが開発期間を大きく短縮でき、信頼性が向上することも多いものの、ケーニグセグの場合は「他社からのコンポーネント/パーツ供給を受けることも考えたが、それらは納得できるレベルの性能と品質を持っていないので、自社で作る」という判断に至り、エンジンやトランスミッション、そしてホイールに至るまでも自社製です。
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エンジンをテストするためのダイノルームも完備。
ソフトウエア、そして基盤についても自社の開発設計とのこと。
ちなみにこちらはジェメラに装着されるカップホルダー。
配膳がなされていますが、これは「カップを冷やす」ための機能をテストしているのだそう。
カップホルダーはアルミ製、そしてヒートシンクも装備されています(これだけでかなりの金額となりそうだ)。
ケーニグセグのクルマはパーツひとつひとつが美しすぎた
こちらは開発中の4人乗り「メガGT」、ジェメラ。
現在鋭意開発中となりますが、電装系のテストを行っているようですね。
ドアの開閉は4本のダンパー(いくつかはおそらくアクチュエーター)にて。
こちらはジェスコ。
インボード式サスペンションに加え、さらにもう一本のダンパーも追加。
とにかくひとつひとつのパーツが美しい!
ハイパーカーを超えて「メガカー」と言われるのもよく分かるような気がします。
動画ではこういったワークショップの作業風景も紹介され、非常に貴重なショットも見られます。
動画自体は40分に迫る長尺モノですが、じっくり時間をかけて見るだけの価値がありそうですね。
ケーニグセグの本社、そしてファクトリーでの作業風景を紹介する動画はこちら
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参照:Mr JWW