ケーニグセグが新たに40人を雇用、と発表。
これは年々増加する販売に対応したもので、現在の4-5年待ちと言われる納車待ち期間を短縮する意図があるものと思われます。
今回募集するのは製造部門となり、公開された動画ではその製造現場の様子が分かる内容に。
ケーニグセグによると「車に情熱を持つ人を求めており、それは自分の手で車を弄り、自分の手を汚れるのがいとわないような人物だ」としています。
加えて「自分がプロジェクトの中心になって車を生み出せる」ともしていて、これはなかなか魅力的な仕事だと言えそうです。
小規模生産メーカーならではと思いますが、「これは自分の手がけたプロジェクト」「これは自分が仕様を決めた車」と言える車両を製造して路上に送り出し、それを誇れるというのはかなか無い仕事だと思います。
なおケーニグセグはスウェーデンのメーカーですが、「英語が話せればOK」とのこと。
関連投稿:ケーニグセグの納車待ちは現在4-5年。年間生産台数を20台から30台まで引き上げ予定
現在、ケーニグセグ・アゲーラRSの納車待ち期間が4-5年に達していることが明らかに。
これはジュネーブ・モーターショー開催中にケーニグセグCEO、クリスチャン・フォン・ケーニグセグ氏がメディアに対して語ったものだそうですが、さすがにこれを「短くしよう」と動いている、ということです。
これまでは年16-20台の生産ペースであったものを今年は25台、今後二年以内には30台に引き上げたいとしており、これは顧客サービスの観点もあるものの、4-5年たてば環境が変わって納車時には競争力が無くなっている可能性があるため、としています。
たしかにここ1-2年でもメルセデスAMG「プロジェクト1」、アストンマーティン「ヴァルキリー」、さらには中国メーカーのNIOやファラデーなどがハイパーカー発売の計画を打ち出していて、ハイパーカーの基準が一気に引き上げられることも予想できますね。
加えて自動車そのものの性能向上よりも進化速度が速いのが「インターフェース」で、バーチャルコクピットが「標準」になるのはもちろん、さらにはヘッドアップディスプレイやホログラムもここ数年で一般化する可能性があり、納車期間が長いと「注文したときは最先端だったのに、納車されてみたら時代遅れに」ということもある、と思います(数億円の車でそれはツライ)。
ケーニグセグが従業員を工場に招く「ファミリー・デー」を開催。
従業員が自分の車で集合していますが、さすがにケーニグセグの従業員だけあってマニアックな車がそろいます。
ざっと見るとアメリカ車が多いようでフォード・マスタング、ダッジ・チャージャー、シボレー・カマロなど(しかも新旧)の姿か見えますね。
ほかではテスラ・ロードスターに日産200SXもありますが、200SXはかなり本気のチューンが施され、タービンも交換されているように見えます(出力は480馬力で、リッターあたりのパワーはケーニグセグOne:1よりも大きい)。
ホイールはおそらくボルクと思われますが、他にもボルクのホイールを履いたBMWなどもいたりして、カスタムの方向性が「走り」、しかも機能性に特化しているのが面白いですね。
弱冠15歳ながらもデザイナーとして活躍し、Facebookにも「起業家」として登録しているタイ人デザイナー、Jennarong Muengtaweepongsa氏。
今回はケーニグセグ・アゲーラの後継として「ウタゲーラ=Utagera、英語だとTerminate」を提案。
バンコクで開催された国際モーターエキスポにてモックが展示されていますが、ケーニグセグのイメージもよく捉えており、かなりよく出来たデザインですね。
一般に若いデザイナーはシンプルさよりもゴチャっとした付加物を取り付ける傾向にありますが、これはシンプルな線と面で構成されており、しかも力強さと美しさも兼ね備えているように思います。
もしかすると彼は将来、名を成す人物なのかもですね。
ちなみに一番下の画像は本人とクリス・バングル。
関連投稿:ケーニグセグCEO「今は注文~納車まで2年半だが、納車待ち期間を短くする」
ケーニグセグについて、現在のところ注文してから納車までは2年半かかる模様。
これは製造に時間がかかることが大きな理由だと思われますが、ケーニグセグはその製造期間を短縮したい意向のようです。
これはケーニグセグCEOがツイッターで呟いたものですが、「どのくらいまで」短くするのか明言されていないものの、これを縮める方針のようです。
なおアゲーラRSは限定台数の25台がすでに完売し、これまでには15台もの車が売れている、というのは驚きですね。
中国ではよくケーニグセグが販売されている様子が報じられますが、あまりに高価な車でもあり、中国や中東が主なマーケットなのかもしれません。