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ツイッターの「大量解雇」問題を考える。イーロン・マスクは多くの経営者が「解雇したいができない問題」を解決した英雄であり、他企業に解雇の口実を与えたのか

投稿日:2022/11/19 更新日:

ツイッターの「大量解雇」問題を考える。イーロン・マスクは多くの経営者が「解雇したいができない問題」を解決した英雄であり、他企業に解雇の口実を与えたのか

| 結局のところ、イーロン・マスクは「ME TOO」の口火を切った一人のようなものだ |

おそらくはこれに続く経営者が大量に出てくるものと思われる

さて、いろいろなところで報じられているツイッターの退職勧告問題。

すでに説明不要だとは思いますが、イーロン・マスク氏がツイッターを買収したのち、従業員7,500人の半数以上をクビにしたうえ、さらに残った従業員に対しても深夜0時にメールを送り、「極めてハードコアな激務を行い、長時間働くか、でなければ会社を去れ」といったことが各メディアにて取り上げられています。

これについてはいろいろな見方があるようですが、テック企業の経営者たちからすると、正直「よく言ってくれた」と考えているかもしれません。

IT企業の人件費は膨れ上がりすぎ

現在ITエンジニアの需要は非常に高く、かなりな高給を提示したり、リモートワークなどの待遇を取り入れなければ人材を獲得しにくいといった現状があり、つまりは完全なる売り手市場となっているわけですね。

よってIT企業としては、質をどうこう言うことはできず、ITエンジニアと名がつく人材であればとにかく獲得せねばならないといった状況が続いていて、しかしその業務の内容(成果)を正しく測ることができる人事考課システムを持たないままに採用している例も少なくないと考えていて、要は「いらない人材まで大量に、しかも高いコストにて」抱え込んでいる会社も多いんじゃないかと考えています。

そして、そういった会社は、成長している時は全く問題なくとも、停滞期に入ったり下り坂に差し掛かったとき、一気に人件費が負担となる可能性があり、しかし一部の会社は人を切ることができなかったり、「誰を切ったらいいのかわからない」と行った状況となるのかもしれません。

今回のツイッターの例だと、「利用者は世界で13%増なのに、2年連続で赤字」を出していて、これは簡単に言うと会社の構造的に問題があるということに。

一時期、マクドナルドの減益が(日本で)問題となっいましたが、減益といいながらもマクドナルドの前にはいつもクルマが並んでいて、フードコートに行ってもマクドナルドにだけ客がいっぱい、といった状況だったと記憶しています。

つまるところ、売れているのに儲からないというのは会社の体質そのものに問題があると言ってよく、逆に体質を改善すれば(売上があるだけに)一気に収益が改善する可能性があるわけですね。

長期的に見ればツイッターの利益に

まさに今回のツイッターについても同様だと考えていて、収益を向上させるには、膨れ上がる経費を賄えるだけの収益を上げる努力をするよりも、収益に見合った構造へと修正するほうがはるかに効率的であり、そこから再起を図ったほうがいいんじゃないかとも考えています。

なお、イーロン・マスクCEOはテスラにおいても今年6月に「在宅ワーク禁止」によって多くの従業員を離職に向けて誘導していますが、今回のツイッターの「解雇」「激務か退職か」という問題についてもテスラと同じくツイッターを「スリムに」するための戦略であり、いちいち面談をする時間や労力をかけずにスッパリと人員を整理し、必要な人間を残すことに成功したとい事例になるのかもしれません(スティーブ・ジョブズがアップルに復帰して最初にやったのも人員整理だった)。※もちろん有能な人材も流出したとは思うが、それは「計算済みのリスク」だろうと考える

テスラ
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今後、人員整理は「プラス」だと解釈される可能性も

そしておそらくツイッターはここから本質的なな変化を迎え、業績を向上させることになるだろうとも考えていますが、そこで思うのが「これに追従するIT企業が出るだろう」ということ。

メタ(旧Facebook)はすでに大量の人員整理を行っており、これは「業績が下がったから」というマイナス材料として捉えられているものの、今回のツイッターの一件にて、今後解雇に対する考え方がおそらく変わるんじゃないかとも考えていて、「解雇=贅肉を切り捨てる」という認識に変化するのかもしれません。

つまり人員整理を行うのはマイナスではなくプラスであり、これを行わないほうが経営者としてはいかがなものかと株主に突っ込まれる(解雇できない経営者は無能であると)時代が来るのではないかと考えていて、そうなるとアップルやGoogleにおいても大量解雇が発生する可能性も否定できず、これによって「ITエンジニア冬の時代(正確に言えば、実力の伴わないITエンジニアのみ)」になるのでは、と考えたりします。

ちなみにですが、イーロン・マスクCEOは(ツイートを見る限り)楽観主義者のようにも見えますが、実際には悲観主義者だといい、スペースXやテスラについても、「基本的に失敗すると考えていた」と述べています。

そして自身についても「自分は恐れ知らずではなく、むしろかなりの恐がりだ」とも語っていて、つまり他の人に見えない恐怖を直感的に感じているからこそ、その恐怖を回避するための対策を取っている、と判断することも可能です。

いずれにせよ、今回のツイッターの一件が「解雇」に対する考え方を変えることになるのは間違いなく、今後大流行するであろう大量解雇の「ブーム」を作ったのがイーロン・マスクだと後に語られるのかもしれません。

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