| この高級感はフルメタルG史上最高レベル |
さて、ここ最近「メタル化」の道を歩んでいるG-SHOCK。
加えて「アナログ化」も最近顕著になっている方向性ですが、「メタル」「アナログ」は高価格を正当化するためのエクスキューズなのだと思われます(MT-Gはその最たる例でもある)。
というのもやはり「デジタル腕時計」「樹脂製ケース」では高い値付けを行うことは難しく、単価を上げねば利益も増えないというわけですね。
ただしメタル化は容易ではない
ただ、メタル化を行うデメリットも少なからずあり、それはG-SHOCKの掲げる「耐衝撃性」をクリアしにくくなること。
例えば樹脂ケースだとケースそのものが衝撃を和らげてくれますが、金属ケースだとむしろ衝撃を内部にまで伝えてしまう場合もあるわけですね。
よってカシオはメタル化に際して相当なトライ&エラーを繰り返したといいますが、結果としてケース内部を「半中空」にしたり、樹脂ケースの上に「金属カバーを被せる」といったモデルが登場しています。
ついにAW-500もフルメタル化
そして今回、カシオが新たにフルメタル化したG-SHOCKは「初のアナデジモデル」、AW-500。
もちろん型番はフルメタル専用となるのでAMW-500と新しくなり、しかし見た目はまさにAW-500そのまんま。
なお、AW-500も当時は大きなチャレンジだったといい、というのもアナログ腕時計は(クオーツであっても)機械部品が多く、衝撃で針が飛んでしまったりすることがあったため。
しかしカシオは「絶対に針が飛ばない」アナログ時計を開発し、それが初代AW-500だったわけですね。
さらにベゼル表面にはブラシ仕上げが採用され、ただならぬ高級感も漂わせています。
ラインアップとしては、シルバーカラーを採用するAWM-500D(66,000円)と、
ゴールドカラーのAWM-500GD(74,800円)。※11月20日発売
もちろんマルチバンド6、タフソーラーという定番機能も備えます。
初代AW-500も「復刻」
なお、今回のフルメタルモデル発売に合わせてAW-500(樹脂ケース)の復刻モデル「AW-500E-1E」「AW-500BB-1E」「AW--500-4E」の3モデルもラインアップ(いずれも14,300円)。
こちらはオールブラックの渋い「AW-500BB-1E」。
オールレッド版のAW-500BB-4E。
参照:G-SHOCK