| ロレックスはやはり「実用時計」?細部の仕上げにまではあまり注意が払われていないようにも |
さて、高級腕時計の細部を「顕微鏡で見てみる」というショッキングな動画が公開。
これはユーチューバー「スイス・ウォッチ・ギャング」が公開したもので、第一弾としては「オーデマピゲ、ジェイコブ&Co.、ウブロ、チューダー」の細部が公開され、今回は「ロレックス、グランドセイコー、A.ランゲ&ゾーネ」がそのターゲットに。
ここでその内容を見てみましょう。
ロレックスのファンにとってはいささかショッキングな内容に
まずはロレックスGMTマスターII(ペプシ)。
この各部を顕微鏡で拡大してみようということですね。
こちらは時針(ベンツ針)。
ベンツマーク型に針を撃ち抜いた部分がギザギザになっています。
ロレックスというと、「針の表面をかなり平滑に仕上げるブランド」というイメージがあっただけに、これはちょっと意外です。
そしてさらに意外なのが、GMT針の上に乗せられたレッドのペイント。
その付け根部分は「かなり雑」。
こちらはデイトウインドウ(サイクロップレンズ)の側面をアップにしたところ。
ベゼルのアップ。
さらに衝撃的なのがブレスレットのバックル上の王冠。
20倍の拡大でも「見るに堪えない」レベルです。
200倍だとこう。
グランドセイコー SBGA407の出来は悪くなかった
そして次はグランドセイコー SBGA407”スカイフレーク”。
グランドセイコーというと宝飾品ブランド顔負けのフィニッシュでも知られます。
まずはグランドセイコーロゴのアップ。
針を拡大してみると、きれいにエッジが出ていることがわかります。
秒針のサイドもなめらかですね。
文字盤下のインスクリプションもけっこうきれい。
「GS」マーク、バーインデックスも均一な面を出せているようです。
ただし倍率を上げるとほころびも出るようですが、それでも「許容範囲」だと言えるかも。
ムーブメントもなかなかの精度をもって加工されています。
A.ランゲ&ゾーネは「過小評価」されている?
そして最後はA.ランゲ&ゾーネ ダトグラフ・ルーメン。
A.ランゲ&ゾーネというと、見た目の割になんか高いな・・・と考えていたものの、今回公開された動画を見るに、「この価格でも安いんじゃないか」と思えるほどの加工品質を持っている模様。
200倍でもそんなにアラが目立たない!
ビスやその周辺も高い品質を持っていると言えます。
ムーブメントの彫り、磨きも非常に優れているといった印象。
A.ランゲ&ゾーネの腕時計を身につけていると、腕時計オタクの間の集まりでは「尊敬を集める」と言われますが、この出来を見るとたしかに納得。
A.ランゲ&ゾーネの腕時計を購入する人は、高い審美眼を持っていて、その対価を正しく支払える人ということになりますね。
針、インデックス、デイトウインドウのエッジ、面もビシっと出ています。
倍率を上げても問題なし。
高級腕時計の細部を顕微鏡にてチェックしてみた動画はこちら
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