| やはり腕時計は実物を見て、試着してみないと正確な判断ができない |
正直、ボクはこれまでゼニスの腕時計を買おうと思ったことはなかったが
さて、先日はドレスウォッチを買おうかと思っていくつかの腕時計ショップを回り、結果的にオメガ・シーマスター・ダイバー300M 007エディションを買ってしまったわけですが、その際に気になったのが「ゼニスCHRONOMASTER REVIVAL エル・プリメロ A385(935,000円)」と「ゼニスCHRONOMASTER REVIVAL サファリ(1,034,000円)」。※今を逃すと手に入らないかしれないということで今回はオメガを選択
正直言うと、ぼくはゼニスにはある程度敬意を示しつつ、しかしまったく購入検討の対象外であったわけですね。
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ゼニスは1999年にルイ・ヴィトン筆頭のLVMHグループに吸収されていますが、当時はあまり動きはなく、むしろルイ・ヴィトンの腕時計シリーズ「タンブール」の立ち上げのために活用されていたというイメージを持っています。
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加えてゼニスは、デザインがパっとしない、ひと目見て「ゼニス」とわかる特徴が少ない(ぼくはキャラが立っている腕時計が好きだ)といった理由から今ひとつ買う気が起きなかったのですが、今回ふと店頭で見かけて試着してみたところ「これはけっこうイイんじゃないか・・・」とアッサリ翻意することに。
腕時計は試着してみないと似合うかどうかはわからない
なお、腕時計の購入において重要なのは「試着」だと考えていて、というのも腕時計単体で見ると格好良く見えても、実際に身につけると「あれ・・・?」という例がけっこうあるから。
そして試着の際にはかならず全身が映る鏡にて装着状態と全身の雰囲気を確認することを強くオススメします。
これは「スニーカー」にも当てはまると考えていて、たとえばスニーカー単体で見るとけっこう格好良く見えるのに、履いてみると「なんかモッサリしてダサい・・・」ということになったりするわけですね(とくにこの現象はハイテクスニーカーに多い)。
ゼニス・クロノマスター・リバイバルはこんな腕時計
そして今回ぼくが気になったゼニス・クロノマスター・リバイバル。
まずはRef.97.T384.400/57.C856「CHRONOMASTER REVIVAL サファリ」ですが、最近ブライトリングやIWC、ウブロ、オーデマピゲ、パテックフィリップも注目しているグリーン(カーキ)。
ケースはマイクロブラスト仕上げのチタン、そしてサイズは直径37mmというコンパクトなサイズ。
これはその名の通り1969年当時の「リバイバル」ということになりますが、現代の水準からするとかなりコンパクトです。
ただ、この37ミリというのはもしかするとこれからの主流になるかもしれないサイズでもあり、実際に腕に巻いてみると非常に馴染むわけですね。
ちなみにストラップはラバー(クロスっぽいテクスチャを持つコーデュラエフェクト)、ピンバックルはチタン製。
全体的にマットな質感を持ち、エレガントさとカジュアルさ、今っぽさとクラシカルさとが同居する一本だと思います。
ステンレススティールケースのCHRONOMASTER REVIVAL エル・プリメロ A385も
そしてクロノマスター・リバイバルにはステンレススティールケースの「エル・プリメロA385(Ref.03.A384.400/385.C855)」もラインアップ。
これは1969年に時計業界初のグラデーション文字盤を採用したA385の復刻版となりますが、こちらもレトロな雰囲気を持ちつつ、今見ると「新しく」感じられる1969ケースを持っています。
搭載されるムーブメントはもちろん「エル・プリメロ」。
エル・プリメロはロレックス・デイトナに搭載されていたことでも有名ですが、このエル・プリメロは1969年に世界初の自動巻きクロノグラフ用ムーブメントとして発表されています。
当時から今と変わらない36,000Vphというハイビート仕様を持ち、現在に至るまでクロノグラフ用ムーブメントの最高傑作だとも。
ロレックスが2000年に自社開発のCal.4130を発表した背景としては、ゼニスがLVMHへと買収され、LVMHが「もう外部にエル・プリメロを含むムーブメントを供給しない」と宣言したからですが、それまでのデイトナにはずっとエル・プリメロをベースとしたCal.4030が積まれていたということからもその優秀ぶり、代替がないという存在感を推察できます。
オープン構造を持つステンレススティール製ブレスだといっそうクラシカルですが、今のところ、「次はこれいっとくか」というのがこのクロノマスター・リバイバルシリーズです。
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