| プラネットオーシャン「ダークグレー」のパーツやダイヤルもチタン製、その重量はわずか107g |
驚くべきことにムーブメントまでもがチタン製
さて、オメガがシーマスター最新作、「プラネットオーシャン 600Mコーアクシャル マスター クロノメーター GMT 45.5MM(215.92.46.22.99.002 / 3,432,000円)」を発売。
ほかのプラネットオーシャンに比較すると「かなり」高い価格設定を持っていますが(ゴールドケースや宝飾系プラネットオーシャンに比較すると圧倒的に高価)、その要因としては「セラミックケースに加えてグレード5のチタン製パーツとダイヤル、さらにムーブメントを使用していている」といったところかと思います。
オメガ プラネットオーシャン 600Mコーアクシャル マスター クロノメーター GMTはこんな腕時計
まず、このプラネットオーシャン 600Mコーアクシャル マスター クロノメーター GMTを語る上で外せないのが窒化ケイ素セラミック(シリコンナイトライド セラミック)製ケース。
この素材の重量はジルコニアセラミックの半分しかないといい、よってストラップ含む腕時計の総重量はわずか107gに収まっています。
そしてベゼルやヘリウムエスケープバルブはグレード5のチタン製。※マイクロサンドブラスト仕上げ
この素材はステンレススティールに近い素材感を持つものの、ややダークな色調を持つことが特徴であり、かつポリッシュ加工を施すことが可能など、腕時計の素材としては非常に理想的だと言われていますね。
ダイヤルに使用されるのもやはりサンドブラスト仕上げのチタン(グレード5)、そして「Seamaster」文字やGMT針の先端には(グレーと相性の良い)オレンジが用いられています。
スケールやインデックスは(スーパールミノバ含め)ホワイト、針やOMEGA文字、そしてマークなどもトーンを変えたグレー、そして風防にはドーム型強化無反射サファイアガラスを採用しています。
ケースバックはスケルトン(ナイアードロック)、そしてリングには「PLANET OCEAN」「DARK GRAY」の刻印も。
搭載されるムーブメントはコーアクシャル脱進機搭載の自動巻き「オメガ キャリバー8906」。
驚くべきことはこのムーブメントもチタン製、そしてグレーに彩られているということで、ステンレススティールやゴールドを用いた、そして装飾がなされたムーブメントとはまた異なる雰囲気を演出しています。
ストラップはブラックとグレーのコンビですが、これは一見クロスに見えるものの、実際にはラバーにテクスチャ加工を施したもの。
これは最近の腕時計業界における一つの流行であり、高級感を演出する手法として幅広く採用されています。
(コンパクトな)バックルにももちろんグレード5のチタニウムが採用され、オメガマークが立体にて再現されており、いかなる角度からもこの腕時計が「何者であるか」を示しているようですね。
なお、オメガだけあって豊富なNATOストラップが用意されており、「着せ替え」ができるのも楽しみのひとつだと思います(NATOストラップを装着するとムーブメントを見ることができなくなるのが残念ではある)。
オメガ プラネットオーシャン 600Mコーアクシャル マスター クロノメーター GMTを紹介する動画はこちら
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参照:OMEGA