創業140周年を迎えるブライトリングが限定モデルを続々発売。ブランド初の自社設計永久カレンダー、1962年に「初めて宇宙へ飛び立ったスイス製腕時計」オマージュのナビタイマー

Image：Breitling

｜　ナビタイマーはパイロットの要請によって誕生し、その後は「宇宙」にまで　｜

さらに宇宙へと行く際には「昼夜を判別できるよう」24時間ダイヤルが考案される

さて、ブライトリングは今年で140周年を迎え、それを期に様々なモデルを発表していますが、今回はブライトリング初となる「自社設計による」永久カレンダーを搭載する「ナビタイマー B19 クロノグラフ 43 パーペチュアルカレンダー（4,752,000円）」を発売することに。

このナビタイマー B19 クロノグラフ 43 パーペチュアルカレンダーのケースはステンレススティール製、ベゼルはプラチナ製、そして文字盤（ダイヤル）はアイスブルー、ストラップはブラックのクロコダイルにホワイトステッチという仕様を持ち、非常に魅力的な構成を持っています。

ナビタイマー B19 クロノグラフ 43 パーペチュアルカレンダーはこんな腕時計

そこでこのナビタイマー B19 クロノグラフ 43 パーペチュアルカレンダーをもう少し詳しく見てみると、12時位置にはムーンフェイズに「BREITLING」のロゴがあり、しかし「ウイングマーク」はナシ。

サブダイヤルは軽いすり鉢状の構造を持ち、タキメーターの「60」「10」はブルー仕上げ。

ちなみにナビタイマーの誕生は1952年で、もともとは航空機所有者およびパイロット協会（AOPA）のために開発されており、クロノグラフとブライトリング独自の円形計算尺との組み合わせによってコックピットでの精密な計算を可能にしたとされますが、「実用腕時計」というルーツを持ちながらもその魅力は航空業界を超え、スポーツ界のスター選手やミュージシャン、さらには宇宙飛行士にまで広がっています（1962年、ナビタイマーはスイス製腕時計として初めて宇宙へと旅立っている）。

ブライトリングは「宇宙由来の」限定モデルも発売

そしてブライトリングは今回もう一本、「宇宙由来」の特別な腕時計を発売しており、それがこの「ナビタイマー B02 クロノグラフ 41 コスモノート」。

上述の通り1952年誕生のナビタイマーは航空業界から高い評価を得ていて、しかしブライトリングが次なるステージとして目指したのが「宇宙」です。

ブライトリングの腕時計がはじめて宇宙へと飛び立ったのは1962年5月24日に打ち上げられたアトラス7号でのミッションですが、”ナビタイマー・コスモノート”を腕に巻いたのはスコット・カーペンター飛行士。

なお、スコット・カーペンター飛行士はブライトリングに特別なリクエストを送り、それは「宇宙では太陽が45分ごとに昇り沈むため、（地球での）昼夜を判別できるように24時間表示のダイヤルを装備すること」。

かくしてマーキュリー7号とスコット・カーペンター飛行士は地球を3周した後、大西洋に着水し、航空史と時計史の両方に名を刻むこととなったわけですね。

そして今回発売されたナビタイマー B02 クロノグラフ 41 コスモノートもまた24時間ダイヤルを備え、ブライトリングの140周年を記念する特別なモデルとして200本のみが1,721,500円で発売され、ケースバックにはオリジナルモデルへのオマージュとして”当時のミッションの日付、200本限定のシリアルナンバー、そして「宇宙を旅した最初のスイス製腕時計（First Swiss wristwatch in space）」”の刻印が施されています。

ケース素材はステンレススティール、ベゼルはプラチナ、そしてダイヤルはストラトスグレー、サブダイヤルとダイヤル外周はブラック、インデックスや針に塗布されるスーパールミノバは「ベージュ」という仕様です（高級感がある）。

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参照：Breitling