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1898年にEVメーカーとして創業するも即倒産した「イスパノ・スイザ」が121年ぶりにハイパーEVを発売!レトロなルックスに1019馬力、街なかを走行する姿が目撃に

投稿日:2019/08/07 更新日:

| 新型車を開発したのは創業者のひ孫。よく頑張ったな |

3月のジュネーブ・モーターショーにて公開された「イスパノ・スイザ・カルメン( Hispano Suiza Carmen)」。
なんとも独特な、未来的ともレトロとも言えるデザインを持つクルマですが、今回スペインはバルセロナにて実車が目撃されています。

なお、これは一般ユーザーに納車されたものではなくイスパノ・スイザ(ここまでがメーカー名)がカルメン(これが車名)のプロモーション動画を撮影するのに走らせている様子捉えられたものだそう。

イスパノ・スイザはこんなクルマ

イスパノ・スイザをは聞き慣れないメーカー名ですが、侮ることなかれ、創業はなんと1898年と歴史ある自動車メーカー。
なお、この際の社名は「ラ・クアドラ(創業者の名前がエミリオ・デ・ラ・クアドラだったので)」。
その後1902年にイスパノ・スイザ(このときの正式名称は「ファブリカ・イスパノ・スイザ・デ・オートモービル」)へと社名変更していますが、もともとは電気自動車の製造を目的に設立されています。

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なお、1902年に社名変更したのち、イキナリ1903年に倒産してしまうというダイナミックな歴史を持ちますが、社名をちょっとだけ変更し、ラ・イスパノ・スイザ・ファブリカ・デ・オートモービルとして再出発。

その後は順調に高級車の生産、そして軍需によって航空機用エンジンの製造で確固たる地位を築くものの、戦後の混乱、ジェットエンジン製造ができなかったために会社は衰退し、サフラングループへと吸収されることに。

なお、イスパノ・スイザは1947年に(創業者による最初の)ブガッティを吸収したこともありますが、サフラングループにはブガッティともども併合されることになり、このブガッティは「メッサー・ブガッティ」として、現在もサフラングループ内にて航空機用パーツの生産を行っていますね。

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参考までに、現在の自動車メーカーとしてのブガッティは、イスパノ・スイザに併合された「エットーレ・ブガッティによって設立された」元祖ブガッティとは直接の関係はなく、ブガッティの名称使用権のみを引き継いで活動している会社。

よって今回のイスパノ・スイザも同様に、「もともとのイスパノ・スイザとは関係がなく」名前だけのイスパノ・スイザかと考えていたのですが、どうやら今回「カルメン」を発表したのは「創業者一族」のようで、プロジェクトを率いるのは創業者のひ孫であるミゲル・スクエ・マテュー氏。

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そして同氏はイスパノ・スイザが創業時に「電気自動車」を作ろうとした(が失敗した)のと同様、今回のカルメンについても「電気自動車」として計画を推進し、そしてこのカルメンはなんと「1019馬力」のハイパーEV。

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こうやって聞くと「また計画だけのハイパーEVか・・・」と思ってしまうものの、調べてみたところ、パートナーはフォーミュラEVにも関与しているQEVテクノロジーズ、資金供出はグループ・ペララーダで、一定の実績と技術を持っているようですね。

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そしてこの「カルメン」は前後アクスルに1つづつモーターを持つ4WDであり、0-100キロ加速は3秒以下、最高速度は250km/h(リミッター作動)、一回の充電あたり走行可能距離は400キロ(バッテリーパックは80kWh)。
製造は19台に制限され、価格は1台あたり2億円ほど、と言われます。

現存するのはおそらくこのプロトタイプのみと思われ、というのも「正式発表は2020年夏」だから。
その後に製造が開始され、納車は2020年から2021年となるようですね。

ちなみに車体デザインがレトロに見えるのは、かつてイスパノ・スイザが製造していたH6Cデュボネ・クセニアへのオマージュであるため。

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ただしそのパワートレーンやインテリアは「最新」のもので、室内だとメインのメーターはデジタル、そしてスマートフォン対応の10.1インチインフォテイメント・スクリーンも装備しています。

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