2019年12月、そして2019年通年での国内輸入車販売状況。1位はベンツ、最も伸びたのはマクラーレン、最も減少したのはブガッティ

｜　昨年、ブガッティは7台も登録されていた　｜

さて、2019年12月の輸入車登録台数、そして2019年通年での輸入車登録台数。
今回は2019年通年というところに焦点を当てて見てゆきたいと思いますが、トップはメルセデス・ベンツ、2位はかなり差をつけられてBMW、そして3位はBMWにわずか数十台で破れてしまったフォルクスワーゲン。
その次はアウディ、ミニという順番で、アウディとミニもまた僅差となっています。

全体的には減少傾向

なお、2019年の販売全体では前年比96.8％と「全体としては減少」。
伸ばしたのはボルボ、プジョー、ポルシェ、ジープ、ポルシェ、ランドローバー、シトロエン、アバルト、DS、フェラーリ、ランボルギーニ、フォード、ダッジ、マクラーレン、ロールスロイス。

最も伸びたのは以外やマクラーレンで、これはなんと前年比159％。
もっとも縮んだのはブガッティですが、これは前年に7台あった登録が1台となり、前年比18％に。

なお、ランボルギーニは124.9％、フェラーリは113.4％の成長を記録しているものの、ランボルギーニは世界的にみると「倍」ほどのペースで成長していて、それを考えると日本市場は以外と伸びなかったという印象も。
なお、ランボルギーニの世界的な成長は「ウルス」によるもので、しかし日本ではやはりそのサイズが大きすぎて他の国ほど売れていないのか、もしくは納車が追いついていないのかもしれません。

ボルボ、プジョー、シトロエン、DSあたりは魅力的な新型車が登場したことが成長の理由だと思われ、反面「新型車が一巡した」ルノーやアルファロメオは前年比で販売が減少しています。

これは高級車セグメントでも同じで、新型車の登場したロールスロイス、ベントレーは成長し、逆に人気となるニューモデルのなかったマセラティ、アストンマーティンは揃って減少。

つまりニューモデル発売にて話題を提供し続けないと売れにくいというのが実情だと思われ、しかし例外的な動きを見せたのは「アバルト」「ジープ」。
これらはニューモデルが無いにもかかわらず成長を記録していて、その理由としては「他にない選択肢を持っているから」なのでしょうね。

VIA:日本自動車輸入組合