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「13ローター、4ターボ」。ロータリーオタクが手掛けたマツダ・ロードスターが「生成AIもびっくり」な出来栄えに。どうやって前を見るんだろうな

SEMAに出展される13ローター、4ターボのマツダ・ロードスター
Rob Dahm

ロブ・ダームが手掛けた狂気の「マツダ・ロードスター」がSEMAに登場

現段階では「13ローターのうち12個」は稼働せず、しかし将来的には全ローターが実働予定

ロータリーエンジン・チューニングの世界において、常に常識を打ち破るクレイジーなマシンを生み出してきた人気チューナーのロブ・ダーム(Rob Dahm)氏。※運転免許を取得した後、マツダ&ロータリー一筋の人である

彼がラスベガスで開催されている「SEMAショー2026」にてお披露目したのは、世界中のカーマニアの想像を遥かに絶するモンスターマシンであり、ベースとなったのは軽量かつコンパクトなスポーツカーとして愛される初代「マツダ・ロードスター(海外名:MX-5 Miata)」。

しかし、その小さなボンネットから飛び出しているのは、ローターが13個、ターボが4基という、まさにホットウィールのミニカーを実車化したような、そしてAIでも生成しないような狂気のパワートレインです。

ここでは前代未聞のカスタムロードスターについて見てみましょう。

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驚愕の「12ローター」「3ターボ」ロータリーエンジンが登場。自然吸気で1,400馬力を発生、さらに3ターボが追加予定【動画】
驚愕の「12ローター」「3ターボ」ロータリーエンジンが登場。自然吸気で1,400馬力を発生、さらに3ターボが追加予定【動画】

| 「12ローター」は前代未聞、ぜひこのエンジンを積んだクルマを見てみたいものである | ただしその構造含む特殊さゆえ、様々な問題も含むもよう さて、ロータリーエンジンのチューニング界隈で「知らないも ...

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この記事の要約

  • カスタムチューナーのロブ・ダーム(Rob Dahm)氏が、SEMAショー2026にて13個のローターと4基のターボチャージャーを組み込んだ初代マツダ・ロードスター(NA型)を公開
  • 車体には1500馬力超を誇る巨大な自作「12ローター+4ターボ」エンジン、そして実際に駆動を担当する「シングルローター」エンジンが縦(上下)に並ぶ2段重ねの異形レイアウトが採用
  • ECUメーカー「Haltech」のオファーによって急ピッチで製作された本マシンは、単なる見せ球(ショーカー)の枠を超え、将来的には両エンジンの連携走行を目指す究極のプロジェクト
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13ローター&4ターボ搭載ロードスターの概要

今回登場したロードスターの最大の特徴は、「12ローターエンジン」と「1ローターエンジン(シングルローターといっても1,500馬力を発生)」という2つのロータリーユニットを同時に搭載している点。

ロブ・ダーム氏は過去に、マツダ「13B」型のローターを12個連結したカスタムブロックで1,515馬力・1,281lb-ft(約1,737Nm)を絞り出す12ローターマシンをシャシーダイナモ上で完成させていましたが、今回のSEMA向けカスタムカーでは、その巨大な12ローター+4ターボユニットを上部に配置し、さらにその下部に自作の「シングルローター」エンジン(実駆動用ユニット)を組み合わせるという、上下2段構えを採用しています。

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異例のエンジンスペックと車両の特徴

動画を見るに、巨大なエンジン群がフロントを覆い尽くしており、運転席からの前方視界はほぼ皆無という、インパクト重視のHot Rod(ホットロッド)スタイルに仕上がっていて・・・。

注目項目スペックおよびビルド詳細
ベース車両初代マツダ・ロードスター(NA型 MX-5 Miata)
上段エンジン12ローター+4ターボ(バスケットボール大の大型ターボ3基+中型1基)
上段エンジン出力1,515 hp / 1,281 lb-ft (約1,737 Nm)(ダイノ測定値)
下段エンジン(実駆動用)自作シングル(1ローター)ロータリーエンジン(約1500馬力)
合計ローター数13ローター(12ローター + 1ローター)
ECU / 電装系Haltech製 フルコン制御+フロント設置バックカメラ(視界確保用)
足回り / 足つきフロントサスペンションはエンジンの自重でバンプストップに密着
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下段のシングルローターエンジンがトランスミッションと接続されているため、現段階でも自力で走行することが可能だといい、SEMAショーに出品される展示車両の多くが動かないケースも多い中、このビジュアルを誇りながら自走可能という点は大きなアドバンテージと言っていいのかもしれません。

なお、前方の視界が遮られる問題に対しては、Haltech製のバックカメラを車体フロント側へ流用してモニターに映像を映し出すことで「前方を確認」するようですね。

競合・他社チューニングアプローチとの比較と市場での位置付け

ロータリーエンジンのスワップ(換装)と言えば、3ローター(20B)や4ローター(26B)への換装がチューニングにおける最高峰とされてきたという現実があり、よって12ローターおよび13ローターという領域は世界中を探してもロブ・ダーム氏以外に存在しないのも現実です。

エンジンのコンパクトさゆえに成立する、そして「連結が可能な」ロータリーならではの強みを逆手に取り、「どこまでエンジンを大きく連結できるか」というエンジニアリングの限界に挑戦したこのロードスターではありますが、性能追求の枠を超えた純粋なアミューズメント・アートとして唯一無二の地位を築いているのだとも考えられます。

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将来的な「両エンジン同期」への展望

今回のSEMA出展にあたり、製作期間が非常に短かったことから、フロントサスペンションはエンジンの過絶な重量に耐えきれず底突き(バンプストップに乗った状態)しているという状況も。

しかし、ロブ・ダーム氏はこのマシンを単なる「展示用」で終わらせるつもりはないといい、現在は1ローターのみが駆動を担当しているものの、エンジン同士の配置はクランク・駆動系と直線上に並ぶようあらかじめ計算されて設計されており、今後はサスペンションの強化を図りつつ、上段の12ローターと下段の1ローターを同調させ、両方のパワーを直接ホイールへ伝達する「完全稼働版13ローター」へのアップデートも予告しています。

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結論

ロブ・ダーム氏がSEMA 2026で提示した13ローター&4ターボのNAロードスターは、クルマ作りの自由さと狂気が生み出した最高の娯楽作。

12ローターの圧倒的な存在感と1ローターによる実走性能を併せ持つこの超規格外マシンが、今後どのような進化を遂げ、実際にサーキットやダイノ上でどんな咆哮を上げるのか、大きな期待が高まるところでもありますね。

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参照:Rob Dahm

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