| BMW 5シリーズはフェイスリフトを控えている |
さて、BMWは現在、フェイスリフト(マイナーチェンジ)版となる新型5シリーズのテストを継続していますが、目撃されているプロトタイプをベースにし、おなじみロシアのKolesaが予想レンダリングを作成。
現行BMW 5シリーズは3年ほど前に発表されたところですが、もうそろそろ「モデルライフ中央」のリフレッシュが入るころ。
現行モデルであってもデザイン的にまったく古さを感じさせないものの、BMWが現在推し進める「デカいキドニーグリル」がまだ採用されていない世代のクルマなので、BMWはこれを期にキドニーグリルを拡大させてくるのは間違いのかもしれません。
なお、これまでのスパイフォトを見るに、(幸いなことに)上下方向にはキドニーグリルが拡大することはないように見え、代わりに「左右に」ちょっと拡大するようにも思えます。
キドニーグリルは左右に大きくなるようだ!新型BMW 5シリーズが偽装薄にてテスト中
BMWは「相対的」にもキドニーグリルを大きく見せる
加えて、ヘッドライトが「薄く」なり、相対的にキドニーグリルが大きく見えるようなデザイン手法を採用する可能性も大きそう。
もちろん今回の予想レンダリングではそういった予想を盛り込んで作成されたもので、よってかなり正確な作品だと考えています。
ちなみにこちらが現行5シリーズ。
おそらくは現行5シリーズとは大きく乖離しないデザインとなりそうですね。
こちらはリアの予想レンダリングですが、テールランプ形状はそのままに、発光グラフィックが変更に。
おそらくはこちらも「当たらずとも遠からず」だと考えられ、実際に新型5シリーズのプロトタイプを見ても、現行モデルとさほど差異が大きくないようにも見えます。
そしてこちらは現行5シリーズのリア。
新型BMW 5シリーズについてはこんな感じで「大きな変更はなさそう」ですが、逆に大きな変化がありそうなのは「新型M5」。
というのも、現在BMWは新しいV8ツインターボエンジンを開発中だと言われ、これは現行M5に搭載されるS63をベースにし、コードネーム「S63」と呼ばれている、とも。
おそらく排気量も4.4リッターのままとなりそうですが、この新型エンジンがフェイスリフト版のM5もしくは、新しく追加されるであろう「M5 CS」に搭載されると言われているわけですね。
ただ、順当に考えると、M5とM5 CSでエンジンを分ける理由に乏しく、かつ新開発のエンジンを”販売台数の少ない”M5 CSに搭載してもモトが取れないため、現行の4.4リッターV8ツインターボはS68に置き換えられることになるのかもしれません。
BMWが「新型V8エンジン開発中」。メルセデスは「ガソリンエンジン開発終了」なるもBMWはM5"CS"に搭載しパフォーマンスを追求
なお、BMWが重視している中国市場については、4リッターを超えると多額の税金が加算され、よって販売が不利になります。
そのため、メルセデスAMG、マクラーレン、フェラーリは排気量を「4リッター以下」に収めているようですが、もしかするとBMWはそのあたりのビハインドを跳ねのけるため、S68では排気量を4リッター以下に収めてくる可能性も十分にあるのでは、とも考えています。