「知られざるメルセデス・ベンツ15の事実」という動画が公開に。
これまでも何本か公開されている人気シリーズですが、今回様々な自動車メーカーのバージョンが一挙公開されていて、これを見ると結構知らないことが多く、そしてメルセデス・ベンツがいかに「自動車業界にとって常に先駆けであったか」ということもわかります。
成り立ちとしては自身の会社を設立後、ほどなくしてダイムラーと合併し、1926年には「ベンツ&シー・ライニッシェ・ガスモトーレン・ファブリーク」と「ダイムラー・モトーレン・ゲゼルシャフト」が合併して「メルセデス・ベンツ」となり、その後は「ダイムラー・ベンツ」「ダイムラー・クライスラー」「ダイムラー」へと変更。
よって「メルセデス・ベンツ」は現在「ダイムラー」の一つのブランド、ということになりますね。
1.カール・ベンツは最初の近代的な車を作った人物である
カール・ベンツは1886年に最初の自動車を製造し、特許を取得。
2."メルセデス"は11歳の少女の名前だった
これは当時のダイムラー車販売店を経営するエミール・イェリネック氏の娘の名前。
この名称が有名になり、のちに商標登録を行い、今日まで続くことに。
「メルセデス・ベンツ」のいかついイメージと「11歳の少女」というのは実際のところかなりギャップがあります。
3.ベルタ・ベンツは最初に車で旅行した人物であり、女性である
カール・ベンツの妻であるベルタ・ベンツは当時夫の発明(自動車)の重要性について世間が理解しないことに業を煮やし、いきなり息子と自動車で旅に出ることに。
この旅が話題となり、自動車の有用性が幅広く世間に認知されるようになった、とされています。
4.メルセデス・ベンツはケンピンスキー・ホテルとパートナーシップを結んでいる
ドイツのホテルグループで世界最古のホテルグループでもあるケンピンスキー。
「最古の自動車メーカー」とのビジネスパートナシーとしては最適な相手かもしれませんね。
5.マイバッハS650カブリオレは最も高価なメルセデス・ベンツの市販車である
2016年11月に発表されたメルセデス・マイバッハS650カブリオレ。
欧州価格は3400万円ほどとなっており、SLRマクラーレンやSLS AMG、ブラックシリーズなど特殊なもの、またG650ランドーレットを除くとやはり「最も高価」と言えるかもしれませんね。
6.オーナーに特典があるよう、メルセデス・ベンツは様々なホテルと提携している
ケンピンスキーホテルのほか、メルセデス・ベンツは世界中で様々なホテルとタイアップ。
日本だと先日ヒルトンホテルとのコラボ企画が発表されましたね。
メルセデス・ベンツとヒルトン東京がコラボ。挙式決定から当日まで無料でベンツに乗れる
7.エンブレムの3ポイントは4ポイントになる可能性があった
メルセデス・ベンツのエンブレム「スリーポインテッド・スター」はそれぞれ「陸・空・海」を示し、それぞれの分野でのモビリティー発展を表しているとされますが、これは過去に8回の変更を受けています。
その中で、「スリー」ではなく「フォー」つまり4番目の柱が追加される可能性があった、とのこと。
8.カール・ベンツは最初の免許取得者である
これも初耳ではありますが、「最初に路上を走る車を作った」のがカール・ベンツだったので、その運転認可を受けるのもまたカール・ベンツであったというのは納得できるところ。
9.メルセデス・ベンツSクラスにはパフュームが装備されている
最近はSクラス以外でもこのパフュームが装備されるようになっており、もちろんほかメーカーでも同様の傾向が見られます。
10.SLSの(ガルウイングドアの)ヒンジは爆発するようにできている
メルセデスSLS AMGが「ガルウイング」ドアを採用していますが、これはもし事故の際に「開かない」状況になった際、ヒンジが爆発することでドアを開くことが可能、とのこと。
ロケットが分離する際の「爆発ボルト」のようなものなのでしょうね。
11.メルセデス・ベンツはローマ法皇の車に使用されたことがある
これもまた有名な話ではありますが、「狙撃」防止に防弾仕様となっています。
なお、これは「パパモビル(ちょっと可愛い名前)」と呼ばれ、ナンバーは慣例として「SVC1」。
この230Gパパモビルは現在メルセデス・ベンツ博物館に展示されている、とのこと。
12.メルセデス・ベンツは自動運転トラックを作ったことがある
2014に「Future Truck 2025」として発表された自動運転機能を備えるトラック。
運転席は一応あるものの、基本的には「無人」で走行するようですね。
13.ネパール最初の車は国王にヒトラーが送ったメルセデス・ベンツだった
これも初耳ですが、ヒトラーとネパールとの意外な関係。
「初の自動車」ということは当時現地に信号はおろかガソリンスタンドもないはずで、どうやって給油したんだろう、と考えたりします。
14.スイスのビジネスマンが特注したメルセデス・ベンツは11億円もする
これは動画にも出てきますが、なんとも驚くレベルのカスタムが施されており、富豪というのは何を考えるかわからない、という典型的な例と言えそうです。
15.1954年製W196はオークション史上、3番目に高額落札された車である
1位はフェラーリ250GTO、2位もやはりフェラーリ335S、そして3位にメルセデス・ベンツ(W196)。
金額は1位から順に38,115,000ドル、35,711,359ドル、29,650,095ドル。
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