| なぜグリーン?たぶん「グリーンが好きだから」 |
フェラーリF40をグリーンにペイントした男が登場。
これは「Verde Abetone」と呼ばれるボディカラーとされ、塗装したのはカーコレクターの「automobiliamos」。
同氏はこのグリーンが好きなようで、同じカラーを持つポルシェ911ターボ、そしてポルシェ911GT3RSの姿もインスタグラムで確認可能。
こういった勇気あるカスタムができるようになりたい
なお、フェラーリF40は1,311台、とこれまでのスペチアーレの中ではかなり多い生産台数となっており、しかし生産された車のボディカラーはすべて「レッド(ロッソ)」と言われています。
製造は1987-1992年、エンジンは2.9リッターV8ツインターボ、重量1089キロ、0-100キロ加速は3.9秒。
そして世界で初めて最高速が200マイル(時速322キロ)を突破した車としても知られますね。
加えてこの排気量で478馬力という数時から想像できる通りの「ドッカンターボ」で、極めて運転が困難な車としても有名。
現在フェラーリF40の取引価格はおよそ1億円前後ですが、この希少な車を「ラッピング」ではなく「塗装」してしまうのは非常に勇気の必要なことで、さらに「グリーン」となるともうひとつ勇気が必要。
というのもフェラーリの場合は「レッド」「ブラック」の価格が非常に高く、他のカラーは人気が(オークションでは)いまひとつ。
ボディカラー次第では「相場よりもずいぶん低い」価格で落札されたものもありますね。
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フェラーリ中古市場に異変?レッドよりも他のボディカラーが高く売れるケースが急増
イエローのラ・フェラーリがオークションにて登場予定。
ボディカラーはGiallo Triplo Stratoで、1500万円相当のオプションが装着されている、とのこと。
価格として大きなものは「カーボンファイバー」で、これはルーフ、ドアミラー、フォグランプサラウンド、ダッシュボードなどにカーボンを使用したことが影響しているようです。
3月のアメリア・アイランドでのオークションにて販売される予定だそうですが、予想落札価格は最高で5億2000万円(平均的なラ・フェラーリの相場に比較して非常に高額)。
おそらくは「ボディカラー」が影響していると思われますが、過去にはブラックのラ・フェラーリが4億8000万円を超えて落札されたことも。
一般にフェラーリにおいては「レッド」がもっとも高く売れるとされ、そのためほとんどのコレクターはスペシャルモデルをロッソ・コルサにてオーダー。
実際のところこれまでレッドが高く売れる状況が続いていましたが、ここにきて中古相場の様子が変わってきているようです。
加えて、458スペチアーレ、F12tdfあたりではレッド以外のカラーのほうが多いんじゃないかというほど(ネット上を見る限り)で、フェラーリに対する「レッド」という固定イメージも変わってきているのかもしれませんね。
とくにこのラ・フェラーリにおいてはイエローとブラックで内外装が統一されており、美しくもあり、そしてインパクトも大きな素晴らしいカラーリングと言えます。