| 今回はデザイナー二名が登場 |
先日マクラーレンはそのハイパーカー「セナ」について、「走行性能を優先し、そのためにデザインは犠牲になった」とのデザイナーのコメントを公式に発表。
これについては「穿った見方をすれば」、セナ発表後に巻き起こった「マクラーレン・セナはダサい」という批判に対するカウンターだとも捉えることが出来ます。
もちろんデザインが販売には影響しないが
もちろんセナはすべて完売しており、いかに「ダサい」と言われようとも販売に影響を及ぼすことはありませんが、やはりマクラーレンとしてはセナを購入してくれた顧客や、評価が低いことによる価値の低下、そして「セナ」の名前を冠している以上、アイルトン・セナ財団への配慮もあるのかもしれません。
そういった懸念事項が「このクルマは機能が優先されているものであって、デザイン云々というクルマではない」というアピールに繋がっていると思われます。
そのためか今回はさらに「機能推し」の動画となっており、その機能、そして求めるだけの性能を発揮させるための形状がこれだということを徹底解説。
前回に続いてデザインチーフのロブ・メルヴィーユ氏も動画に登場していますが、今回はそれに加えてシニアデザイナーのエステバン・パラッツォ氏も登場してデザインについて解説していて、「全てが新しい次元の考え方に基づく」とコメント。
たしかにセナは美しいとは言えないかもしれませんが、一つの究極の形であり、同時に究極の性能を持つクルマであることは間違い無さそうです。
それでは動画を見てみよう
こちらがマクラーレン・セナの機能を徹底解説下動画、「McLaren Senna: Totally Focused」。
「機能」といえどもドライブトレーンについての言及はなく、「外観と機能との関連性」についてのみ述べているので、やはりデザイン論争へのカウンターなのかもしれませんね。