| ランボルギーニ・ディアブロの価値が上昇中 |
RMサザビーズ開催のオークションにて、ランボルギーニ・ディアブロVT6.0SEが登場し、予想落札価格の3800万円を超え、4500万円で落札。
ディアブロVT6.0SEはディアブロの最終モデルで2001年に登場しており、ディアブロGTの6リッターV12(550馬力)、ディアブロVTの4WDシステムを持つ、いわば「ディアブロの最終形態かつ最強モデル」。
ディアブロ自体はその10年のモデルサイクル中2,900台が製造されているものの、このディアブロVT6.0SEの生産はわずか42台となっています(43台説もある)。
生産台数42台のみの希少モデル
ボディカラーは「Oro Elios(日の出のゴールド)」と「Marrone Eklipsis(日没のブラウン)」とが半々で製造されたと言われ、この個体はブラウンの方。
エンジンヘッドは「ゴールド」ですが、これは時を経てウラカン・ペルフォルマンテにも採用されていますね(実際にウラカン・ペルフォルマンテ発表時には、あのゴールドのエンジンヘッドはディアブロVT6.0SE由来だと公表されている)。
内装はタンレザーとブラウンレザーとのコンビとなり、カーボン製パーツやチタンカラーのシフトノブ/メーターベゼルが装着されています(DVDカーナビゲーションシステムも)。
なお、この個体は「42台作られたうちの」40番目で、つまりディアブロの歴史が終わる、まさに後ろから3番目。
2008年から2012年まではエアコン付きのガレージに保管された後は香港のコレクターへと売却され、そして今回その香港のオーナーがオークションへと出品した、という流れです。
走行距離はなんと14マイル(25キロ!)で、おそらくこれ以上のコンディションを持つディアブロはないんじゃないかと思えるほど。
なお、ディアブロのデザインはカウンタックと同じくマルチェロ・ガンディーニ。
ただし当時(1990年)ランボルギーニはクライスラー傘下にあり、クライスラーの意向に従い、もともとのデザインからエッジを丸くするという変更が加えられることに。
ただしその後(1999年)にランボルギーニはアウディ傘下となり、その後に登場した「ディアブロ6.0」では当初のデザインに近いスタイリングに戻された、とされていますね。
特徴的なゲート式シフトレバー。
もうこういったクルマが作られることがないと思うと、ちょっと寂しいような気も。
なお、「日の出ゴールド」のほうのディアブロはランボルギーニ博物館に所蔵され、そのオーラを思い切り放っており、来場者の心を鷲掴みにしています。
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