| これは完全にレーシングカー |
フェラーリがメディア向けに配布したものと思われる、488ピスタの機能説明動画が公開に。
動画ではCGを使用し、新設計のインテーク/インタークーラー、チタン製コンロッド、軽量クランクシャフト、軽量フライホイールなどが解説されています。
この動画を見ると、「ピスタ=サーキット」の名の通り、F1含むレーシングカーからの技術フィードバックを受けたクルマであり、488GTBのエボリューションモデルというよりは、サーキット専用モデルを公道走行可能なようにアレンジしたクルマ、という印象も。※フェラーリ自身、25年におよぶワンメイクレースの経験を反映した、としている
488GTBとの比較も
各パーツについて488PISTA専用に設計/採用されたパーツの紹介がありますが、動画では488GTBとの比較もなされていて、けっこうな差異があることがわかります。
なお回転系の慣性は軽量な素材や軽量構造を採用することで、17%低減されている模様(よって、488GTBとのドライブフィールにはかなりの差異があると思われる)。
Sダクト、フロントフリック、リアディフューザー、などエアロパーツの解説も。
ラジエターの配置は488GTBに比べて角度が「反転」。
これによって冷却効率10%効率アップ、ドラッグは7%低減。
エアインテークへのエアフロー、アンダーボディのボルテックスジェネレーター、リアディフューザーの働き、ボディパネルのどこにカーボンが使用されているかなども動画で説明。
インテークそのものの形状も488GTBとは異なるものへ。
アップデートされた車両制御システム(SSC 6.0=サイドスリップアングルコントロール・システム)と従来のシステムとの差異も解説。
これはE-Diff3、F1-Trac、SCM(磁性流体サスペンション)、FDE(フェラーリダイナミックエンハンサー)を統合制御するもので、制動距離も488GTB比で短縮されたようですね。
フェラーリ488ピスタの重量は488GTBに比べ90kg軽量化されて1280kgに、そして出力は720馬力へ。
これら軽量化とパワーアップによって0-100キロ加速はなんと2.85秒、0-200キロ加速は7.6秒、最高速度は時速340キロという驚愕のパフォーマンスを誇ります。
それでは動画を見てみよう
こちらがその動画、「Ferrari 488 Pista Engine, Aerodynamics, Dynamics, & Design」。
解説を見ると「単にパワーアップして軽量化し、足回りを固めただけのクルマ」ではないことがわかります。
こちらはフェラーリ488PISTAに採用されるオプションのカーボンホイールを紹介する動画、「Ferrari 488 PISTA Carbon Fibre RIm is REALLY LIGHT!」。