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まさかの事態。発表したばかりの新型アコードが売れず、ホンダが米工場で生産を一時停止

2018/04/08

| そこまでセダンは売れなくなった? |

とにかく現在のアメリカではSUV(クロスオーバー)人気が高く、セダンに乗っている人がSUVへと流れ、そのアオリでセダンは「不人気」カテゴリに。
米統計だと「SUVに乗っている人は次もSUVに乗り換える」比率が75%、一方で「乗用車(セダン)に乗る人がまたセダンに乗り換える」比率は57%、という数字となっています。

アコードはホンダのベストセラー

そのセダンの中でも「カムリ」「アコード」は上位常連であり、アコードは昨年末に新型を発表したばかり。
そして今回報じられるのが「アコードが売れずに一次生産を停止」というもので、「作っても売れないので、(今後4ヶ月の間で)合計11日間工場での生産を停止」という内容です。

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販売台数だと、ホンダは2016年に42,991台のアコードを販売したものの、2017年では345,225台にダウン。
2018年2月のみでは2017年が42,991台、2018年では37,240台となっており、大きく数字を落としていることがわかります。

現在は「SUV人気」であるため各社ともSUVに注力し、そのため市場には魅力的なSUVがたくさん存在。
そして(人気のSUVカテゴリであっても)競争が厳しくなっているため、さらに各社とも装備やデザインに磨きをかけるので、SUVはどんどん「商品としての価値」を上げている状況であり、ただでさえ輝きを失ってきているセダンの魅力がさらに「相対的に」落ちてゆくことに。
こうやって商品のライフサイクルが削られてオワコンになってゆくのだという典型のような減少ですが、セダンは「SUVの登場によって」絶滅に追い込まれそうだということになります(生態系において、その覇者が移り変わってゆくように)。

なお、2017年通年におけるセダン、SUVのアメリカ市場における販売はこんな感じ。
なんだかんだ言ってもまだセダンも多いということがわかりますが、2018年には大きく両者で差が開くことになりそうですね。

セダン
1 トヨタ・カムリ 388,618台
2 ホンダ・シビック 366,927台
3 トヨタ・カローラ 329,196台
4 ホンダ・アコード 322,655台
5 日産アルティマ 254,996台
SUV
1 トヨタRAV4 407,594台
2 日産ローグ 403,625台
3 ホンダ CR-V 377,895台
4 フォード・エスケープ 308,296台
5 シボレー・イキノクス 290,458台

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