| GM重役がデモ走行中にコルベットでクラッシュ |
GMの重役(グローバル・プロダクト部門のボス)、マーク・ルース氏が(インディカーの)デトロイト・グランプリ開始前のデモ走行にてシボレー・コルベットZR1を駆って走り、いきなりクラッシュしてしまうという自体が発生。
動画を見るとコーナリング中にオーバーステアが発生してスピンし、フロントをウォールへとヒットしているようです。
これによって外れたパーツなどがコース上に飛散し、レース開催は30分遅れることに。
まさに珍事
これについて「正直スマンカッタ」とマーク・ルース氏が声明を出しており、その内容は下記の通り。
「まずは皆の配慮に感謝したい。私はこのとおり無事だ。実際のところ私はこのコースを何度も走ってきた。Z06でも、グランスポーツでも、ほかのコルベットでも。しかしながら私は今日、友人や家族、インディカー関係者、ファンの皆、デトロイト、そして会社をもがっかりさせてしまった。非常に申し訳なく感じているが、私に安全を提供してくれた、世界最高のエンジニアにお礼を言いたい」
なお、マーク・ルース氏がドライブしたシボレー・コルベットZR1は755馬力を発生するアメリカンマッスルカー。
駆動輪は後輪のみという絵に書いたじゃじゃ馬ですが、クラッシュにおいては幸いなことにけが人は出ず、散乱したパーツを片付けて無事にレースがスタートした、とのこと。
ちなみにこのコルベットZR1は「史上もっともハイパワーなペースカー」として華々しくデビューしたもので、GMとしてはかなり残念な出来事であったと言えそう。
クラッシュの後にマーク・ルース氏はマーシャルにドアを開けるまで車から降りてこず、しかしいったん外に出ると無事な姿を披露。
この「車から出てこなかった」ことについては各メディアとも様々な憶測を行っており、「大舞台でクラッシュしてしまい、混乱していたのでは」という意見が有力です。
なお、本人は普通の衣服にノーヘルで運転しており、よって速度はあまり出ていなかったのではないかと思われますが、クラッシュ時の動画を見ると「オツリ」をもらっており、実際はけっこうなスピードが出ていたのかもしれませんね。
それでは動画を見てみよう
こちらがその動画、「IndyCar 2018. Race 2 Detroit Grand Prix. Pace Car Crash」。