| 日産R35 GT-R×栃木県警=GT-Rパトカーが爆誕 |
先日、栃木県警に日産GT-R NISMOのパトカーが採用されるという報道がなされましたが、6月15日(栃木県民の日)にめでたく栃木県警へと納車が完了したようです。
今回栃木県警へとGT-Rが納入されるようになったいきさつとしては、栃木県民から1200万円の寄付があったことが発端だとされていますが、おそらくこの寄付が「GT-Rをパトカーとして導入してほしい」という希望とともにあったものだと思われます(でないとイキナリGT-Rに結びつかない)。
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栃木県警が日産GT-R、しかも「NISMO(1870万円)」をパトカーに。1200万円は県民の寄付、残りは日産の負担
贈呈式は盛大に実施
日産GT-Rは栃木県にある日産の工場で作られていますが、GT-R NISMOはGT-Rの最高峰となるモデルで、その価格1870万円(通常モデルは1023万円〜)。※日産R35 GT-Rの製品サイトはこちら
おそらく寄付を受けたのちに栃木県警は日産に相談したものと推測され、そこで日産は「これはプロモーションに活用できる」と判断して残りの金額を負担しGT-R NISMOをパトカーにコンバートした、というのが今回の流れ。※栃木工場は今年で創業50周年
贈呈式は各メディアを招いて盛大に行われ、これはすでに大きく報道されていますが、日産にとっては「計画通り」なのかもしれませんね。
こちらがGT-Rパイロット。敬礼!
軽自動車のCMみたいな大きな鍵を贈呈(GT-Rに採用されるスマートキーではない)。
そういえば、昔の車はこうやって「納車式」があったなあ、と思い出した瞬間です。
ナンバーは「110」。
パトライトを点灯するとこんな感じ。
その後は実際にデモ走行!
これからも様々な場に姿を見せてくれると思います。
日産GT-R NISMO(ニスモ)とは
日産GT-R NISMOは、簡単に言うと1984年に設立された日産のレース部門であり「NISMO(ニスモ=ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル)」がチューンしたGT-R。
外観だとダウンフォースが強化されたエアロパッケージとレッドアクセント、性能面だと専用チューンが施されたサスペンションやNISMO専用GT3タービンが装着されたエンジンに強化されたボディ、インテリアだとカーボンバックシートといったところが特徴。
ただしさすがワークスチューンだけあって「ちょっと各部をあとで変えてみた」のではなく設計自体の変更から行なっており、標準仕様のGT-Rとは「別モノ」と考えた方が良いかもしれません(ある意味この価格は安い)。
なお出力は600馬力で標準GT-Rの570馬力より30馬力強力で、重量は1740キロと20キロのダイエットに成功しています。
ほかにGT-R、ニスモのパトカーだとこんなものも
GT-Rだとかつて神奈川県警にR32 GT-R、R33 GT-R、埼玉県警にR34 GT-Rが配備されたことも。
こちらはR33 GT-R。
R34 GT-R。
なお「ニスモ」というところだと警視庁が3台も「フェアレディZニスモ」を導入済みとして知られます。
こちらもエアロパッケージ、エンジン、サスペンションや内装までチューンされ、しかし価格はGT-R NISMOよりぐっと安い570万円(フェアレディZニスモ3台でもGT-R NISMOの価格に届かない)。
ほかフェアレディZのパトカーというと神奈川県警のS30、
同じく神奈川県警のフェアレディZ32、
今回の栃木県警が保有していたZ33が有名ですね(栃木県警はホンダNSXも導入していた)。
それでは日産GT-Rパトカーの勇姿を動画にて
こちらは日産から公式で公開された動画、「【GT-R】日本最強のパトカー?!爆誕 Japan's first R35 GT-R police car delivered」。
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