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最後のヴァイパー+チャレンジャー・デーモンが1.1億円で落札。それでも「安い」と言われるその理由は?

2018/06/27

| アメリカ人のヴァイパー愛は異常 |

ダッジは先日「最後に生産されたダッジ・ヴァイパー」と「最後に生産されたダッジ・チャレンジャーSRTデーモン」を2台セットでオークションへと出品するとコメントしましたが、今回実際にオークションにかけられ、その落札価格はなんと1億1000万円。
ダッジ・ヴァイパーは惜しまれながらも2017年に生産が終了しており、ダッジ・チャレンジャーSRTデーモンは限定数量の生産が終了した、ということになりますが、両方ともボディカラーは「レッド」(ダッジのイメージカラー?)。

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それでもこの価格は「安い?」

「1億1000万円」と聞くととんでもない額であるように聞こえますが、実のところ2014年に「最初の」ダッジ・チャレンジャーSRTヘルキャットは1億8000万円で落札されていることを考えると「予想より安かった」とも言われており、さらに「最初の」現行コルベット・スティングレーの落札価格である1億3000万円よりも低い価格。

たしかにヴァイパーは「もう二度と新車で購入できない」、そしてチャレンジャー・デーモンも同じくもう購入できないことを考えるとこの価格は「けっこう低い」のかもしれませんね(チャレンジャーSRTヘルキャット、コルベット・スティングレーは製造番号にこだわらなければまだ買える)。
そう考えると市場において評価されるのは「数量の少なさ」よりも「一番最初に作られた」ということかもしれず、「狙うなら1番」とも考えて良さそう。

なお、今回購入した人はもちろん「登録もせず、乗りもせず」保管することになると思われ、つまりそれだけの財力や設備(場所はもちろん、温度や湿度の管理もしなくてはならない)がある、ということなのでしょうね。

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FCAが「ダッジ・ヴァイパーとダッジ・チャレンジャーSRTデーモン、それぞれ最後の一台」をセットにした限定パッケージをオークションへと出品。
二台あわせてその出力1485馬力となりますが、当然ながら購入する人はこれらを保管する場所が必要ということになり、相当な資金力や資産を持つ人でないと入札すらできない、ということになりそう。

ダッジ・ヴァイパーはすでに昨年に生産を終了し、「最後から二番目の」ヴァイパーもインスタグラムで公開されていますね。
なおペンゾイルのプロモーション動画にて「最後のヴァイパー(イエロー)」が登場しますが、今回のFCAが公開した「最後の」ヴァイパーのボディカラーがレッドであることを鑑みるに、ペンゾイルのものは「プロモーション上の演出」であったようです。

一方のチャレンジャーSRTデーモンは北米のみの限定販売で、アメリカ3000台、カナダ300台のみの割り当て。
他の地域では購入できないという超レアカーとなります。
エンジンは6.2リッター・スーパーチャージドV8で、出力は840馬力。
助手席や後部座席はオプションという割り切ったクルマでもあり、0-100キロ加速は2.3秒、オプションを装着すれば、これを2.1秒にまで短縮できるという超マッスルカーとして知られます。

現実的にこちらはまだ生産を終えておらず、生産が完了したのち(年末くらい)に競売にかけられるとのことで、ボディカラーはヴァイパー共々「ヴァイパー・レッド」。

アメリカ人は「最初」や「最後」というキリのいい工業製品が大好きですが、今回は「北米以外では販売されない」車がオークションの対象となることで投機目的の入札が世界中から相次ぐと思われ、相当な高額落札が予想されます。

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