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アルピーヌA110が大人気につき1年以上の納車待ち。増産予定なるも日本導入は遅れる?

| アルピーヌA110が予想を超える大人気 |

アルピーヌがA110の生産を増加させる、と発表。
アルピーヌA110は2017年に欧州を中心に46のディーラーにて発売していますが、英国や日本など「右ハンドル」国では2018年の発売予定。
日本でも「アルピーヌ・ジャポン」が設立されて販売準備を整えているとされているものの、今のところ価格や発売時期など「音沙汰ナシ(よって、すっかりその存在を忘れていたほど)。

当初、アルピーヌA110の復活はギャンブルだと見られていた

そして日本での導入について何のアナウンスもないのは「現状発売している国々でも納車1年待ち」となっているからのようで、現在は初回限定版「プレミア・エディション(1995台)」を5日で完売したのち「5,000台」ものバックオーダーを抱えているとされ、これを捌くのは計算上だと14ヶ月かかる、とのこと。

アルピーヌではこの状況に対処すべく、生産ペースを現在の「1日15台」から「1日20台」に引き上げるとしており、当初その復活は「ギャンブル」と言われていたA110ではあるものの、見事アルピーヌは「ギャンブルに勝った」ということになりますね。

ちなみに「アルピーヌ」はルノーのサブブランドですが、ルノーはほとんど日本市場を重視していないので、その意味でも日本市場は「後回し」になるのかも。

アルピーヌA110はこういったクルマ

アルピーヌA110はもちろんかつての「A110」を現代に蘇らせたもので、1.8リッター4気筒エンジンを搭載し247馬力を発生(0-100キロ加速4.5秒)。
ただし最大の特徴は馬力や加速ではなくその”重量”で、車体重量1080kgを実現するために車体はもちろん、ブレーキ、ホイール、シートなども新設計。
そのこだわりようたるや半端なく、同じミドシップスポーツのポルシェ・ケイマンの重量が1360キロ(2リッター4気筒300馬力、0-100キロ加速は5.1秒)であることからもわかります。

現在はスポーツクーペが「売れない」時代でもあり、メルセデス・ベンツSLCやBMW Z4、ジャガーFタイプも相当な苦戦を強いられていて、しかしこの状況でアルピーヌA110が好調というのは注目に値する、と思います。

スポーツクーペが売れなくなったのは「SUVでも、サルーンでも」スポーツクーペと同等かそれ以上の運動性能を持つようになったことが一つの理由だと考えていますが、そこで「SUVにもサルーンにも実現できない」軽さという要素を追求したアルピーヌA110は「正解」だったのかもしれませんね(しかし同じく軽量なアルファロメオ4Cは苦戦中。パワー不足?)。

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