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コルベットをミドシップ化したワンオフスーパーカーが存在。内装はサーモンピンク

2018/10/05

| 世にも奇妙なワンオフの”イノテック”コルベットが存在した |

なんとミドシップ化された、ワンオフのシボレー・コルベットが中古にて販売中。
コルベットは次世代にて正式に「ミドシップ化」される予定ではありますが、まさかこんな個体が存在したとは、という感じですね。
なお、これはC4世代のコルベットがベースで、その名は「イノテック・コルベット(Innotech Corvette)」。
製造されたのは1993年で、チェコのカーデザイナーヴァルカフ・クラール氏が設計したものだとされま、カスタムメイドのチューブラーフレームに、これまたワンオフのボディを架装。

コルベットの部分はほとんど残ってない

もうここまで来ると「コルベット」とは呼べそうにないものの、5.7リッターV8エンジン(LT-1/300馬力)はコルベットからの移植で、改造された5速マニュアル・トランスミッションをドッキング。
さらにブレーキシステム、ステアリングラックもコルベットからの流用、とのこと。
車体重量は1360キロと結構軽く仕上がっているようですね。

リアのデザインはなんとも大胆で、車体の全長は「かなり長い」ように思えます(90年代のフェラーリなどイタリアのコンセプトカーを思わせる)。

内装はレッドというか「サーモンピンク」。
座席後部にはトランクもあります。

なおホイールサイズは18インチで、リアは超ディープリムホイール(タイヤ幅は335。強大なトラクション、そしてトルクを吸収するためだと思われる)。

ちなみに走行距離は「100キロ未満」だそうで、造られた後は「ほとんど走っていない」ということに。
価格は「ASK」ではあるものの、かつて1400万円程度でオファーされたことがある、とも報じられています。

次期コルベットはミドシップに

すでに幅広く知られるように、次世代コルベット(C8)はミドシップに。
過去幾度となくプロトタイプが目撃されているにもかかわらず、未だそのスペックやパフォーマンスは謎のまま。
しかしこれだけのビッグネームがエンジンレイアウトを変更するというのは過去に(たぶん)例はなく、非常に高い期待がかかるところですね。

なお、コルベットのデザイン的特徴というと「スティングレイ(エイ)」の名が示すようにガバっと広がったフロントフェンダーですが、プロトタイプを見るにこのフロントフェンダーは「継続」される模様。
ただしミドシップだと(フロントにエンジンがないので)本来フロントセクションはコンパクトに納まるはずで、しかし(おそらくイメージ的なもので)これまでのコルベット同様のフロントデザインを持ちながらリアにエンジンを搭載することになり「ちょっとアンバランス」な外観となっているのは否めない、と思います。

ただし現時点では「プロトタイプ」でしかなく、市販時にはこのあたりのデザインも変更されることになるのかもしれません。

ちなみにシボレーは「ミドシップのコルベット」に自身があまりないのか、「フロントエンジンのコルベットも併売」する、とも報じられています。
つまり「ミドシップのコルベットが失敗しても、リカバリーできるように」考えたのだと思われますが、「現行コルベット同様のフロントを持つ」ミドシップ版コルベットも、「現行のイメージを反映させ、コルベットとしてのアイデンティティを(商業的に成功させるため)継続したい」と考えたがためなのかもしれません。※でないと外観にコルベットらしさが残らない

VIA:Motor1,Corvettebiogger

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