| シェルビーの放つスーパースポーツが正式公開 |
シェルビー・アメリカンが「シェルビー・シリーズ2」の市販モデルを公開。
すでに今年5月にも発売を示唆してプロトタイプを公開していましたが、今回は市販モデルを公開した、ということに。
なお、「シェルビー・シリーズ2」は「シェルビー・シリーズ2」の後継モデルとなり、そのシリーズ1は1999〜2005年までに249台が製造されています。
テーマは「テクノロジーとクラフトマンシップとの融合」
シェルビー・シリーズ2はオリジナルのカーボン製モノコックシャシーを採用していますが、これはウィンガード・モータースポーツ(Wingard Motorsports)とのコラボレーションによって実現したもので、シリーズ1に続いてのパートナーシップだそう。
つまりこのアルミ製モノコックは「キャリーオーバー」ではあるものの、インボード式の新型サスペンション、ハイパフォーマンスブレーキを備え、その間の技術進化によって重量は12%軽くなって1292キロへと減少しています。
なお、面白いのはボディパネルを「アルミ」「カーボンファイバー」「チタン」から選択できること。
アルミの場合はこの画像の通り「ブラシ仕上げ」。
なお、「地金むき出し」のクルマだとデロリアン(ステンレス)、イコナ・ヴルカノがあるものの、これらはちょっと傷をつけたりヘコませると「部分的な修理」ができず、相当に補習代金が高くつきそう(そう考える人は乗ってはいけないのだと思いますが)。
なおエンジン(は800馬力と580馬力を選択できるそうで、これもシェルビー・シリーズ1の320馬力に比較すると格段の進歩ですね。
シリーズ1に搭載されていたのはオールズモビル製4リッターV8、シリーズ2に搭載されるのは同じく4リッターV8ながらもフォード製。
ちなみに現代のメジャーメーカーによる量産スポーツカーは様々な理由にて大型化し、そしてパワーも向上。
そしてそのパワーをコントロールするためにこれまた色々な安全デバイスを装備することになって重量はどんどん増加してゆくことになります。
というのも量産メーカーだと「そのクルマであまりに事故が多発すると色々な問題に発展する」可能性があるためで、その予防策が必要となるわけですね。
一方でシェルビーのような、そしてアリエルやKTMのような少量生産メーカーはそういったことをさほど気にする必要がなく、思い切った仕様にしたり、そして軽量化を行うことも可能。
その「隙間」が少量生産メーカーの勝機になりますが、ここは新しく誕生した「ニッチ市場」と行っていいかもしれません。