| やっぱりロシアはスケールが違った |
ロシアにて、なんと戦闘機ミグ23(MIG-23)のジェットエンジンをE30世代のBMW3シリーズに搭載した男が登場。
その男、名をイゴールさんといいますが、いまだかつて無いほどのトンデモマシーンに仕上がっており、テストの様子や走行する様子は「必見」。
ミグ23というと旧ソ連時代の戦闘機で、そのコードネームは「フロッガー(FROGGER=むち打ち役人)」。
F-14トムキャット同様に可変翼を持ち、東側、共産圏において配備・活躍した戦闘機です。
1967年に初飛行を行い、その後1998年まで改良が続けられていますが、現在ではその多くが退役していると思われます。
なぜ戦闘機のエンジンをクルマに積もうと思ったのか
そしてイゴールさんが入手したのがミグ23のエンジン。
どうやって入手したのかは不明ですが、ロシアではお金さえ払えば戦闘機のエンジンでも入手できるのかもしれません。
なお、このエンジン”TS-21”の推力は8,290キロ、巡航速度は976km/h(機体搭載時)。
もちろん燃料は専用のジェット燃料で、そのため走行には相当なコストがかかると思われ、燃費も「考えたくない」ほどかもしれませんね。
とにかくエンジンをオーバーホールし、これを車体にインストール。
エンジンの「点火」はパチンパチンとトグルスイッチを上げてゆく雰囲気満点のもので、その後にボタンを押して「ファイヤー!」。
外から見るとこんな感じで、世界の終末のような光景ですね(これでよく事故が起きないな・・・)。
完成した車体はこんな感じ。
バンパー等保安部品も装着され、ナンバープレートも取得済み。
テストドライブはこんな感じで。
さすがに「危険」を感じるのか、ヘルメットを被っているあたりにシビアさを感じますね。
エンジン音は当然ながら「ジェット戦闘機そのもの」で、とんでもない迫力を持っていますが、「もしも爆発したら」と思うとちょっと怖いなあ、とも思います。
それでは動画を見てみよう
こちらが完全にクレイジーなロシアンたちの動画、「BMW с реактивным ТУРБОВАЛЬНЫМ двигателем」。
航空機のエンジンをスワップするツワモノはほかにもいる
なお、ジェットエンジンやヘリコプターのエンジンをスワップする連中は他にもいて、最近だとブラジルのスタートアップがヘリコプターのエンジンを積んだバイク「デュモン」を公開していますね。
そのほか「ワイルド・スピード アイスブレイク」に登場したダッジ・アイスチャージャーもヘリコプターのエンジン搭載。
そしてジェットエンジンを積んだドラッグレーサー(民家に保管してある)も。※時速650キロ出るらしい