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ポルシェ・ケイマンTの「軽量化、パワーアップ」はアルピーヌA110対策?その軽さは侮れない

2018/10/30

| ケイマンTはケイマンGT4の弟分?2019年に登場か |

先日「ケイマンT」の噂が出たところですが、さっそくそのケイマンTと思われるプロトタイプが目撃に。
おそらく来年に登場すると思われるニューモデルですが、「911カレラT」同様の手法にて、薄肉ガラスにスポーツシート装着などで20キロほど軽量化が図られたスパルタンな仕様を持つと思われます。

しかしながら「911カレラT」とは異なる部分もあるようで、それは「出力向上」。
911カレラTでは911カレラと同じ出力が与えられるものの、ケイマンTではケイマンSとケイマンGTSとの中間あたりにパワーが設定されると言われ、その軽量性を考えるとケイマンGTSよりも運動性能が高いのでは、とも想定可能です。

性格としてはケイマンGT4に近い?

その他だとインフォテイメントシステムの省略、ドアインナーハンドルの「プルタブ化」が想定でき、反面スポーツクロノパッケージが標準化される可能性が大。

エンジンは2.5リッターターボを採用すると目されますが、これはベースモデルのケイマン用2リッターではなく、ケイマンS用のエンジンを採用するということになり、これが上述のように「911カレラTとは異なる(911カレラTのエンジンはベースモデルの911カレラと同じ)」性格を持つ部分ですね。

今回のスパイフォトを見ると、車高は大きく落とされ(スポーツシャシー採用で標準より2センチダウン?)、テールパイプもケイマンGT4同様の位置へと変更に。

ケイマンTはアルピーヌA110への対抗?

なお、ここでぼくが考えるのは、ケイマンTはやはりポルシェ911Tのように「気軽に休日の朝のドライブを楽しむ」クルマとは異なり、ややスパルタンな性格を持つのではないか、ということ。

ケイマンには「GT4」が設定されることになりますが、それでもケイマンTをハードコアに近づける意味としては”アルピーヌA110対策”としての意味合いがあるのではと推測しています。

アルピーヌA110はポルシェ・ケイマンと同じミドシップ2シーターというレイアウトを持っていて、エンジンこそ1.8リッター250馬力、とケイマンに劣るものの、その重量は1080キロと非常に軽量。

ジャーナリストによる評価は非常に高く、登場前には「ポルシェ・ケイマンのライバル」と目されていたものの、いい意味で期待を裏切り「ポルシェ・ケイマンを超えた」とも言われているわけですね。

なおアルピーヌA110のパワーウエイトレシオは4.32(重量1080キロ、250馬力、790-829万円)。
ポルシェ・ケイマンだと4.5(1360キロ、300馬力、673万円)、ケイマンSだと3.95(1385キロ、350馬力、849万円)。

ただしアルピーヌA110はデュアルクラッチを搭載し、上述のケイマン/ケイマンSの重量は「マニュアル・トランスミッション」なので、仮にA110と同じデュアルクラッチ(PDK)を積むともうちょっと分が悪い数字となります。

よって、ここでパワーウエイトレシオが推測値で3.8程度となるケイマンTを900万円くらいで発売できればアルピーヌA110に対して優位性を持つことができるのでは、とぼくは考えているのですね。

実際のところアルピーヌA110の軽量性は驚くべきレベルで、これに対抗するには「軽量化とパワーアップ」を同時に達成しないと難しいのかもしれません。

VIA:CARSCOOPS

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