| ついにエンジンに火が入る。世界最速の実現に向けて着実に進歩 |
SSC(シェルビー・スーパー・カーズ)ノースアメリカが発売する予定の「トゥアタラ(TUatara)」ですが、先日はエンジンの画像を公開し、今回はそのエンジンをフル回転させ調整を図る動画を公開。
そのエンジンは5.9リッターV8ツインターボ、出力はなんと1350馬力(レース用ガソリン、E85を使用すれば1750馬力も可能)だとされていますが、そのサウンドは轟音というよりも澄んだ透明感のある音質です。
SSCノースアメリカはエンジンに自信?
トゥアタラの車体重量は驚異的に軽い1247キロだとされ、もし本当にこれが実現できるならパワーウエイトレシオは「1以下」、つまり市販車で最も優れた数値を持つケーニグセグOne:1を軽く超えることになりそう。
さらに483km/hを実現できればケーニグセグ・アゲーラの447.4km/hという世界最高速記録をも更新することになり、さすがにこの記録は当面破られることはないと思われます(ブガッティは最近サーキットでのパフォーマンスに集中する方向へ転換しており、最高速チャレンジはないかも)。
今回公開された動画では、誇らしげにエンジンヘッドカバーに「1.3 MEGAWATTS(1750馬力が1.3メガワットに相当)」の文字が燦然と輝きますが、こうやって「エンジンばかり」公開するところを見るに、SSCノースアメリカは相当にこのエンジンに自信があるんでしょうね。
ちなみにヘネシー・ヴェノムF5もトゥアタラ同様に483km/hを目指していますが、この「時速483キロ」はマイルだとちょうど「時速300マイル」となるため、一つの指標だといえそう。
そしてこちらも同じく「エンジン」を公開しており、アメリカの自動車メーカーというのは本当にエンジンが好きだなあ、と思います。※ヘネシーもSSCもアメリカの会社
それでは動画を見てみよう
こちらがレーシンがカーばりのサウンドを発するエンジンのテスト動画、「Tuatara | Engine Testing & Calibration」。
そしてひたすらそのエンジンの美しさを見せつける動画、「Tuatara | Unprecedented Performance」。
そしてトゥアタラのエアロダイナミクスを紹介する動画、「Tuatara | Unmatched Aerodynamics」。
VIA:SSC North America-Youtube