次世代メルセデス・ベンツのインテリアデザインはここから大きく変わることに
メルセデス・ベンツSクラスは2020年辺りにフルモデルチェンジを迎えることになりますが、今回そのプロトタイプが目撃に。
外装、内装ともにスパイフォトグラファーが撮影に成功しており、驚くべきはその内装。
巨大なインフォテイメントシステム(をコントロールするタッチパネル)がセンターコンソールに鎮座していて、これまでのメルセデス・ベンツのインテリアとは大きく異なる雰囲気となっています。
今後、クルマの内装デザインは「インフォテイメントシステム」が核になりそう
正直なところそのサイズは不明ではあるものの、テスラ・モデルS/モデルXよりも大きいのは明らかで、もしかすると14インチくらいはあるのかも(すでにフォルクスワーゲンでは”内装の液晶パネルすべてをあわせると29インチになる”というモデルが登場)。
そしてその機能も不明で、しかしセンターコンソールの殆どがカモフラージュ用のシートで覆われていることを考えると、このパネルの下にはいくつかのスイッチが見られはしますが、「このパネルだけで、車両操作の殆どが可能」なのだと思われます。
そのほか、メインのメーターの横にあったサブディスプレイがなくなってこのセンターのパネルに機能が集約されると思われるほか、ステアリングホイールも新しい形状に(センターパッドがかなり小さい)。
現行メルセデス・ベンツの採用するインテリアもつい最近アップデートを受けたばかりで、しかしこの新型Sクラスでは「そのインテリアすらも旧型」としてしまうほどの大幅なデザインやインターフェースが装備されることになり、ここ数年のインフォテイメントシステムの進化には目を見張るものがありますね。
なお、メルセデス・ベンツはちょっと前までだと「クラスによって内装に差を設け」ヒエラルキーを構築していたものの、現行世代では「クラスに関係なく」新しく登場したモデルには最新のインテリアを与えることに。
よって、「AクラスのほうがEクラスよりも優れた機能インターフェース」を持つという矛盾が生じることとなっていますが、これはほかの自動車メーカーでも同じ様相を呈しており、「プラットフォーム」「エンジン」「インターフェース」がそのメーカー内である程度統一され、差別化というと「ボディ形状」「ボディサイズ」といったところがメインになってきているようですね。
つまり、以前は「走行性能」というクルマの基本的なところが同じメーカー内での「上下を分ける要素」であったものの、今はそうではない、とも考えられます。
VIA:Carscoops