600馬力もあれば、その上の400馬力はさほど影響がないようにも思えるが
いつもアウトバーンでのフル加速動画を披露するユーチューバー、AutoTopNL氏が「ノーマルの」アウディR8 V10 plus、そして「1000馬力にチューンされた」アウディR8両方を乗り比べ、その加速の様子をメーターとともに公開しています。
アウディR8 V10 Plusはノーマルでも610馬力を発生するので「1000」馬力との差はそこまで大きくないとは思うものの、動画を見るとその差は驚くべきものに。
なお、年収600万円と年収1000万円だと「差額の400万円」は生活に必要な金額に上乗せされた「余剰」のようなもので基本的な生活に差はあまりないと思いますが、年収200万円と600万円とでは「生活できるかどうか」の差があり、基本的な生活レベルがぜんぜん違うワケです。
よって200馬力と600馬力のクルマとが相当に加速における差があることは理解できるものの、610馬力から上の400馬力は「クルマを加速させるのに必要な」馬力に上乗せされた「余裕」のようなものであり、「200馬力と600馬力との差」である400馬力とは大きく意味が異なると考えていて、さほど大きな加速性能の差はないだろう、と考えたのですね（ぼくは、お金と馬力はどれだけあってもいいと考えている）。
動画はイキナリ両者の比較から
動画はまずノーマルのアウディR8 V10 プラス、そして1000馬力のアウディR8 V10 プラスとの比較から。
上が1000馬力、下がノーマルですが、1000馬力にチューンされたアウディR8はローンチコントロールがうまく働かず、一瞬表示がおかしなことに。
その後表示が元にもどったのが下の画像ですが、同じ時間が経過した後だとノーマルが時速38キロ、1000馬力版が時速25キロ（つまり1000馬力の方はスタートに失敗して出遅れている）。
ただしそこからの追い上げが恐ろしく、1000馬力のアウディR8は一気に形勢逆転。
1000馬力版が時速150キロ、ノーマルが時速134キロ。
さらにその速度差は広がり、1000馬力版は時速227キロ、ノーマルは時速188キロ。
さらにその差をぐんぐん広げ、1000馬力版は時速297キロ、ノーマルは時速246キロ。
アウディR8に搭載されるV10エンジンは相当にタフなことで知られ、ツインターボやスーパーチャージャーにて加給し「1000馬力」はもとより「1500馬力」「2000馬力」も珍しくはないという状況ですが、400馬力の差でここまで加速の差があることを考えると、「2000馬力」にまでチューンされたアウディR8はも「異次元の速さ」と言えそうですね。
それでは動画を見てみよう
こちらがノーマルのアウディR8、1000馬力にまでチューンされたアウディR8とを競わせた動画、「AUDI R8 V10 Plus 610HP vs 1000HP AUDI R8 V10 BiTurbo Klasen | 0-300km/h & AUTOBAHN POV」。
それぞれの比較のほか、個別に加速した様子（時速333キロまで加速している）も収録されています。
VIA:AutoTopNL