| ポルシェ911はいつも「父と子に受け継がれる資産」を描いてきた |
ポルシェが991世代の911「最新にして最後の」限定モデル、911スピードスターのプロモーション動画を公開。
911スピードスターはポルシェの創業70周年を記念して発売されたクルマで、GT3同様のスペックを持つハイパフォーマンスモデルです。
動画ではいつもどおり「ヘリテージ」を強調した内容に
そして今回公開されたポルシェ911スピードスターの動画ですが、911スピードスターの「ルーツ」ともいえる356スピードスターも登場。
なおポルシェにおける「スピードスター」は、これまで356スピードスターのほか、930、964、997世代の911でも発売されています。
そして動画では911スピードスターのハイライトを解説。
エンジンはもちろん自然吸気(これ重要)4リッター・フラットシックス、出力は510HP。
トランスミッションは6速マニュアル(これも重要)。
シャシーだとダイナミックエンジンマウント、リアクスルステアリングといったところがトピック。
ダイナミックエンジンマウントは、ドライブモードに連動してエンジンのマウントが「硬く」なるもの。
通常時から硬いエンジンマウントを採用していると車内へと侵入するバイブレーションが大きく乗り心地が悪くなるため、「スポーツ走行時のみに硬く」できる可変式エンジンマウントを採用しているわけですね。
なお、エンジンマウントを硬くしておかないとスロットルのオン/オフでエンジンがブレてしまうので、それを抑えるために採用されているデバイスとなります。
ブレーキはカーボンセラミックブレーキ「PCCB」、そしてホイールは20インチ。
そのほか「軽量素材」を使用していることも911スピードスターの特徴。
フロントフード、フロントフェンダー、リアフードといった車体上部にあるパーツはカーボンファイバー製へと変更。
もちろんフロントスクリーンも短くカットされて重心を引き下げています(スピードスター自体、車体の上にあるものを取り除いて軽量化と重心の最適化を狙ったクルマ)。
そのほか、シートもカーボン製の骨格を持つバケットシートが採用に。
そしてクラシカルな内外装となる「ヘリテージ・デザイン・パッケージ」も選択可能。
なんといっても911スピードスター最大の「価値」はわずか1,948台のみの限定生産、ということ。
そして動画にはもう一度、最初に出てきた356スピードスターが登場。
サーフィンを楽しんでいたナイスミドルが356スピードスターにサーフボードを積み込む様子が描写され、911スピードスターに乗るのは若い男女。
おそらくは911によく見られる「父と子」の構図を描きたかったのだと思われます。
VIA:Porsche