| おそらく、今のアルファロメオはスーパースポーツよりもSUVを優先させるはずだ |
アルファロメオはスーパーカー「8Cコンペティツォーネ/8Cスパイダー」を発表していますが、イタリアのカロッツリア、ツーリング・スーパーレッジェーラはその8Cをベースとしたカスタムカー”ディスコボランテ”を2010年代に(クーペ、スパイダーともに)発表しています。
そして、そのディスコボランテに触発され、「究極のパフォーマンスをもつアルファロメオ」を作ってみようと考えたのがデザイナーのAlexander Imnadze Baldini氏で、今回「アルファロメオ・ディスコボランテ」のレンダリングを発表することに。
ちなみにディスコボランテ(DISCO VOLANTE)とはイタリア語でDISCO=円盤、VOLANTE=飛ぶ、つまり空飛ぶ円盤を指しています。
アルファロメオ・ディスコボランテに「スパイダー」追加。ルーフはカーボン製で3.5kg
新型ディスコボランテも先代のイメージを踏襲
今回公開された「新型」ディスコボランテは、2016年に発表されたディスコボランテ・スパイダーの雰囲気をよく捉えており、フロントからリアにかけて流れるシルバーのラインが目を引く部分。
そのラインの上で似薄いヘッドライトが設置され、下にはアルファロメオの盾形グリルに加え、鋭い形状を持つウイングが取り付けられています。
なお、このウイングはサイド、リアにも装着され、エッジはウイングレット形状に(素材はカーボンファイバー)。
コクピットはセパレート、そして助手席を使用しないときにはカバーをかけることも可能。
フロントウインドウというかスクリーンは最小限で、乗車時にはヘルメットが必須となりそうですね。
ホイールのスポークはフィン形状。
ちなみにアルファロメオのエンブレムはなく、「四葉のクローバー(クアドリフォリオ)」の代わりなのかスペードのマークが付与されています。
その後ろにはイタリアンフラッグが見えますね。
サイドから見ると一層の低さ、そしてフェンダーの盛り上がりが確認可能。
全体的にフェラーリ・モンツァSP2のような優雅な懐古調スタイルをもつようですね。
テールランプはフェラーリを思わせる丸形。
リアディフューザーは相当に大きく、そこに記されるバーコードもまたフェラーリ風。
リアフォグもF1マシン同様の形状を持っています。
アルファロメオは8C、GTVを復活させる計画を持っていたが
なお、アルファロメオは「ハンドリング」を重要視したブランドへ生まれ変わると宣言し、2022年までのロードマップを発表済み。
この中にはスポーツカーの投入計画も含まれ、「8C」「GTV」の復活も示唆されています。
8Cについてはカーボンモノコックシャシーを採用したスーパースポーツとなり、700馬力を発生するハイブリッド4WDへ。
GTVについてもやはりハイブリッドシステムを採用し、こちらは600馬力を発生する、とも。
ただしこれらの計画はセルジオ・マルキオンネ前FCA会長が存命であったころの計画でもあり、同氏が死去してしまった今、その計画は「再考」されることになった可能性も大きそうです(最近、アルファロメオのスポーツカーという話を聞かないので)。
VIA:alex.baldini