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【動画】作られたのはわずか2台、758馬力のランボルギーニ・カウンタックターボ!そのうち一台、「廃車になったと信じられていた」個体が発見される

2019/09/25

| 1984年、ランボルギーニが自らカウンタック5000Sをベースに試作 |

「もうすでに存在しない」と思われていたランボルギーニ・カウンタック・ターボを発見した男が登場。
このカウンタック・ターボはランボルギーニ自身が1984年に2台のみ試作したクルマで、ベースはLP500S。

サイドステップ、リアフェンダーが専用デザインとなり、リアウイングのサイズがアップされていることが外観上の識別点です。

当時の車両製造技術では「運転不可能」に近かったと思われる

エンジンは4,754ccで、これにツインターボにて加給することで出力はなんと758馬力に(ベースとなるLP5000Sは375馬力なので、文字どおり”倍”の出力)。
0-100キロ加速は3.7秒、最高速度は333km/hに達する、という記録が残ります。

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なお、当時これだけの馬力を持つクルマは他になかったと思われ、かつドライバー・アシストの類がなかった時代なので、運転は困難を極めたであろうことが容易に想像できますね。

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ホイール直径はカウンタックLP5000Sと同じ15インチですが、幅はフロントが8.5Jから10.5Jへ、リアは12Jから14Jへと拡大されることに。
それでもこの扁平率、当時のタイヤ性能を考えると「まったくグリップが足りなかった」のかもしれません。

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インテリアは美しいホワイト。
レーシングハーネス付きです。

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このカウンタック・ターボを見つけたのはインスタグラムにて

そしてこのカウンタックを見つけたのはエキゾチックカーハンター、ジョン・テメリアン氏。
様々なレアカーを顧客の要望に応じて探すことを生業としているのだと思われますが、自動車業界におけるトレジャーハンターとも言え、実際にこういった人々は多数存在しており、少し前にも「海中に没した」と思われたアストンマーティンDB5や、これも廃車になったと信じられていた”ミニミニ大作戦”に登場したランボルギーニ・ミウラがこういった人々の手によって発見されています。

同氏は家族が寝静まった後、夜な夜な様々な方法にてクルマを検索し、今回はインスタグラムにて、カウンタック25thアニバーサリーと一緒に写っているこの「カウンタック・ターボ」を発見。

そしてそのインスタグラマーに連絡を取り、どこでこの写真を撮ったのか、このクルマの持ち主は誰なのかを聞き出し、そのオーナーに連絡を取った、とのこと。

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そして色々と調べたところ、まずカウンタック・ターボはヨーロッパでスーアーカーディーラーを経営し、自身もランボルギーニ・コレクターであったマックス・ボブナーという人がこのカウンタック・ターボ二台(ブラックとレッド)をランボルギーニに作らせた、という経緯がある模様。

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こちらはそのうちの一台、「レッド」のカウンタックターボと、また別のスペシャルモデル、ウォルターウルフ・カウンタックとが並んでいる当時の写真。
カウンタックターボの脇に立つのはランボルギーニ創業者であるフェルッチョ・ランボルギーニ、そしてランボルギーニの「生きる伝説」、バレンチノ・バルボーニ。
ただ、このレッドの個体はこの写真撮影後間もなく「失われた」とされており、現存するのはブラックの個体のみだとされていたものの、実際にはやや色味を変えながらも今回存在が確認された、ということになります。

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そしてジョン・テメリアン氏は自身を「ランボルギーニの研究家である」と現在の持ち主に紹介し、この「廃車にならず生き残っていた」レッドのカウンタック・ターボを実際に見に行くことに。
そして現場では当時の記録として残っている写真と実車とを比較し、「間違いなく」当時製造されたカウンタック・ターボであると確信。

このカウンタック・ターボは長らくネバダのカジノにフェラーリ他とともに展示されており、当時のオーナーが死去した後に現在の保管場所へと移された、としています。

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なお、今回そのカウンタック・ターボを新しく撮影した画像は公開しておらず、それは「人々が騒ぎ立てないように」。
このクルマの存在が知られると一気にコレクターが殺到することになり、しかし現在のオーナーはカウンタック・ターボを売る気はなく、そういった事態は避けたい、と考えているようです。

VIA:VINwiki

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