| ここまで良くできたオフロード風カスタムはそうそう無い |
ランボルギーニ・ガヤルド(2004年)をオフローダーに改造してしまった車両が販売中。
これはエキゾチックカー専門中古車ディーラー「Classic Youngtimers Consultancy」にて販売されているもので、ワンオフにてカスタムした車両のようです。
この車両について詳しい記載はなく、わかっているのは「サービス履歴が揃っている」「走行距離は43,619キロ」「価格は115,000ユーロ」「トランスミッションはeギア」ということくらい。
かなり細かいところにまで手が入っている
このガヤルドの詳細については画像を持って判断するよりほかありませんが、ざっと見ただけでも「素人の仕事ではない」ということがわかる素晴らしい出来栄え。
基本的には「ノーマルのリフトアップ」ですが、オフローダーっぽく見せる要素を盛り込むことで「ハードなカスタム車」のように見えますね。
ボディパネルはオーバーフェンダーを除くと全てノーマル。
ただ、リベット留めのオーバーフェンダー(フロントフェンダーの後ろにはエア抜き用のダクトがある)を用いることでワイルドさを出し、さらにそのオーバーフェンダーとシンクロする形で前後バンパー、サイドステップの下部をブラックに。
さらにボディカラーはマットグレーに変更されてラギッドさを増しており、リアの「Lamborghini」文字もブラックへ。
ちなみにホイールもノーマルのままで、これもマットブラックとすることで力強い足元を演出しています。※ドアハンドルやドアミラーもマットブラック化されるなど、芸が細かい
そしてリアのエンジンフードにはスペアタイヤを載せ、ルーフには「レール」も追加。
なお本来の位置だとスペアタイヤで「隠れる」ため、ハイマウントストップランスは視認性を確保できる位置へと移動されるなど、細かい配慮も見られます。
そしておそらくですが、ルーフレールは「シトロエンC5エアクロス」からの流用なんじゃないかと推測(ゲタが履かせられているようには思う)。
インテリアは通常のガヤルドと相違はないようですね。
やはり「スポーツカーのオフローダー化」で思い出すのはこのクルマ
そしてやはり、スポーツカーをオフローダーにしてしまった実車として忘れがたいのは「ベントレー・コンチネンタルGTラリーエディション」。
個人ユーザーによるカスタムマシンですが、その出来栄えがあまりに優れており、それは後に「こういったカテゴリ」がひとつのカスタムとして成立することになったほど。
下の画像のコンチネンタルGT「オフローダー」は、コンチネンタルGTラリーエディションにインスパイアされて作られたもの(つまり別の個体)だと思われますが、販売していたのは今回のガヤルド・オフローダーの販売元と同じクラシック・ヤングタイマーズなので、このディーラーはこういったカスタムが得意(というか好き)なのでしょうね。
そのほか、アメリカ在住のアレックス・チョイ氏がランボルギーニ・ウラカンをオフローダーにしてしまった「ユニコーンV3」も有名ですね。
そして本家ランボルギーニからも「コンセプトカー」としてですが、ウラカンのオフロード仕様「ステラート」が発表されています。
まさかのランボルギーニ本家から「ウラカンのオフローダー」、Huracan Sterratoが発表。車高47ミリアップ、オーバーフェンダーで武装