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オメガが最新「007コラボ腕時計」、シーマスター ダイバー300M ”ジェームズ・ボンド” リミテッドエディション発表。これまでのボンド限定モデル集大成

2019/10/18

| オメガと007映画とのコラボレーションは”ゴールデンアイ”から |

現在007映画とのパートナーシップ契約を結んでいるオメガより、007映画(女王陛下の007から数えて)50周年を記念し、シーマスターの限定モデルを発売。
これは「シーマスター ダイバー300M ”ジェームズ・ボンド” リミテッドエディション」と命名され、ステンレスケースモデルが7,007本、プラチナケース/ブレスレットモデルが7本のみ、という希少性の高いモデルとなっています。

ちなみに「女王陛下の007」はジェームズ・ボンド映画としては6作目にあたり、なぜオメガが「ここから」カウントをはじめたのかは不明。
オメガによると、オメガと007映画との正式なコラボレーションは1995年公開の「ゴールデンアイ」から始まっているようなので、「007映画とのコラボレーション50周年記念」というわけではなさそうですね。

なお、「ゴールデンアイ(1995)」は近代映画では一般的となった「メーカーとのパートナーシップ」を数多く取り入れた映画で、多くの製品が意図的に劇中にてアピールされることになり、やはりオメガ・シーマスターが大写しになるシーンも。※クルマだとBMWとパートナー契約を結び、ボンドカーとして採用
その後の「007カジノ・ロワイヤル」では、腕時計のブランドを聞かれて「オメガ」と明確に答える場面もありますね。

そんな感じでもはや007映画と切り離せないのがオメガですが、今後「007」は女性へと変更されることになり、となると007映画とパートナー契約を結ぶ腕時計も「ショパール」「ボーム&メルシエ」等へ変更されるのかも。
現時点ではオメガと007映画との今後は不透明ですが、もし契約が解除されるとなると、今後の価値が上昇しそうなのがこれまでに発売された、そして今回発表された007とオメガとのコラボシリーズだと思います。

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シーマスター ダイバー300M ”ジェームズ・ボンド” リミテッドエディションはこういった仕様を持っている

そして今回発表されたシーマスター ダイバー300M ”ジェームズ・ボンド” リミテッドエディションですが、これまでの「007限定モデル」以上に力の入った仕様を持っています。

ケースサイズは42ミリ(ステンレススティール製)、ベルトはブラックラバー、メカニズムはコーアクシャル マスター クロノメーター キャリバー8800。
ここまでは普通ではあるものの、針、インデックス、12時位置にはボンド家の紋章があしらわれ、これらは「ゴールド」。

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さらにダイアル(文字盤)は、ボンド映画の冒頭でおなじみの「ガンバレル(銃身)」内の溝をモチーフにしたデザインがレーザーにて彫られ、その中央の直径はボンド愛用のハンドガン、ワルサーPPKの弾丸と同じサイズの「9ミリ」というこだわりよう。

そして側面にはイエローゴールド製のリミテッドエディションプレート。
これはスクリュー(ネジ)で止められ、限定モデルであることをあらわすシリアルナンバーが刻印されます。
映画と同じ「007」のロゴが雰囲気を出していますね。

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なお、今回の腕時計は「50周年」記念モデルでもあり、10時位置のインデックス内には「発光したときだけわかる」ように数字の”50”が隠されています。

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シーマスター ダイバー300M ”ジェームズ・ボンド” リミテッドエディションの価格は756,000円、生産本数は上述の通り7,007本。
専用の豪華ボックスに収められ、コレクション価値も十分です。

007映画ではほかにこんな「オメガ」が使用されている

ちなみにこれまで007映画に使用されたモデルはシーマスター プロダイバーズ 300M コーアクシャル/プラネットオーシャン 600M コーアクシャル(007カジノ・ロワイヤル)、シーマスター プラネットオーシャン 600M オメガ コーアクシャル(007 慰めの報酬)、 アクアテラ(007 スカイフォール)、 シーマスター 300 “スペクター” 限定モデル(劇中で限定モデルが使用されるのは珍しい)/シーマスターアクアテラ 150M(007 スペクター)等。

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007はほかにもこういった腕時計を使用してきた

そしてオメガと並び、007ウォッチという印象が強いのがロレックス。
実際にイアン・フレミングによる原作でもロレックスを使用しており、愛車はポルシェ911とBMWのワゴン。
初の007映画となった「007 ドクター・ノオ」ではショーン・コネリーがロレックス・サブマリーナを身に着けていますが、当時はまだ「メーカーが映画に協賛する」という図式ができあがっておらず、映画制作サイドが手配した小道具、もしくはスタッフの私物であったとも言われます。
ちなみにジェームズ・ボンドは海軍中佐というポジションですが、当時、ロレックス・サブマリーナは海軍将校への「公式支給腕時計」であった、という説もあるようですね(そして、それを身に着けているということ自体、身分を明かすことになるのでスパイとしてはNGという話も)。

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なお、ロレックスはロジャー・ムーア時代にも劇中に登場しており、ほかの腕時計ブランドだとセイコー(ロジャー・ムーア)、ブライトリング(ショーン・コネリー)、タグ・ホイヤー(ティモシー・ダルトン)といったものもあり、中にはカッターや磁石を内蔵したり、と007映画ならではの装備を持つ腕時計も存在します。

ちなみにロレックスには「ロレックスと映画」という公式コンテンツが存在しますが、その中では007映画については触れられておらず、やはり「007映画に登場したロレックスは、ロレックスの提供ではない」ということになりそうですね。

VIA:OMEGA

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