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新型ポルシェ911ターボカブリオレの試作車が走行中。テールランプ両脇には”ターボスペック”のダクトが存在?

2019/10/19

| ポルシェが執拗に隠す部分にはきっと「なにか」がある |

ここ最近、目撃情報が活発化している新型ポルシェ911ターボ・カブリオレ。
今回は「ほぼ」偽装なしのプロトタイプが目撃されており、カモフラージュされているのはフロントのエンブレム、そしてテールランプの両端くらい。

画像を見る限り、ベースモデルである911カレラ系との変更点としては、パワーアップとともに発熱量が増加したエンジンを冷やすために増設されたラジエター、そして大きなエアインテーク。
サイドだと大きく張り出したリアフェンダーにエアインテーク、そしてそのフェンダーに呼応するかのように後ろのほうが出っ張ったサイドステップが911ターボの特徴的です。

なお、フロントバンパー内のエアインテークは911カレラ系と同じく「左右」に広がるデザインで、同じ911でもGT3系が持つ(プロトタイプで確認できる)ハの字デザインとは差別化が図られている模様(NAとターボエンジンとで分けている?)。

新型ポルシェ911ターボのリアフェンダーは通常モデルとは異なる膨らみを持つ

フェンダー上のエアインテークに周辺にはプレスラインが設けられているように見え、エアインテークの内側は段差や隙間がなく、エアがすっきり流れるように設計されているようです。
なお、この「段差と隙間がない」エアガイドは992世代から採用された構造であり、むしろ「なぜ今までこれができなかったのか」と不思議に思うほど。

porsche-911-turbo-convertible (2)

リアウイングはこれまでの911ターボに比較するとかなり小ぶりな印象。
もちろんリトラクタブル式ではあるものの、このサイズでも「十分」なほど車体全体のエアロダイナミクスが最適化されているのでしょうね(ただ、歴代の911ターボのウイングの大きさを鑑みるに、ちょっと寂しいという気持ちも。ちなみに空冷時代の911ターボはウイング下にインタークーラーを内蔵していたためにウイング自体も大型化)。

porsche-911-turbo-convertible (3)

そしてリアバンパー下部左右、ナンバープレート下からもエアが排出されるようですが、これもエアガイドがついており、「吸気と排気(排熱)」には相当なこだわりを見せているということがわかります。
新型ポルシェ911ターボの出力は600馬力、ターボSでは650馬力に達するとも言われ、そのパワーの代償となる「熱」は相当なレベルなのでしょうね。

porsche-911-turbo-convertible (1)

そしてテールランプ両サイドにもカモフラージュが見られ、これは「謎」な部分。
すでに同様のテールランプを持つはずの911カレラ系が発表されており、よってここを隠す必要はないはずですが、それでも「隠す」ということは、ここに(ダクトなど)なんらかの”911ターボ特有の”装備があるのだと思われます。

VIA:Motor1

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