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前オーナーはサウジのプリンス!ワンオフのパガーニ・ゾンダ・リビエラが約6億円という高額で落札される

2019/12/11

| ついこの前、完成して納車されたばかりのように思えたが |

シルバーストン・オークションがリディヤにて開催した競売にて、ワンオフモデルの「パガーニ・ゾンダ・リビエラ」が、約6億円という記録的な価格で落札されることに。
このゾンダ・リビエラは、もともと「ゾンダF」として納車されたものの、その後にパガーニ本社へと送られ、「760スペック」への改修とともに固有のカスタムが施されたもの。

なお、パガーニは納車後であっても、こういった「スペック変更」を受け付けており、そのために長く乗るオーナーも多いようです。

パガーニ・ゾンダの新たなる、そしてもっとも美しいワンオフモデル「リビエラ」公開

パガーニ・ゾンダ・リビエラはこういった仕様を持っている

このゾンダ・リビエラは改修に約6ヶ月を要しており、ボディパネルをすべてカーボンファイバーへと入れ替えたうえ、カーボン製ルーフエアスクープ、カーボン製リアウイング、カーボン製カナード、その他様々なエアロパーツやトリムが装着されることに。

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なお、パガーニ・ゾンダは「パガーニにとってはじめての」市販モデルですが、自然吸気V12エンジンを積む、そしてあまりにスパルタンなモデル。
後継として「ウアイラ」が発売された後にはそのスパルタンさが再評価されることになり、いったん生産終了したにもかかわらず、顧客の求めに応じて何台かが追加で生産されています(ウアイラのエンジンがターボ化され、かつ快適なラグジュアリー方向にシフトしたため、ゾンダを求める顧客が増えた)。

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ただ、ゾンダのオーダーが「エンドレスに」やってくるためか、パガーニはつい最近、「もう新しいゾンダは作らない」と発表。
そのために既存のゾンダの価値が上がるのは必須と思われ、それが今回の高額落札に繋がったのかもしれませんね。

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なお、このゾンダの前の持ち主はサウジアラビアのプリンス。
中東で好まれるパールホワイトにブルーというカラーリングを持ち、レンズ類はクリア。
テールパイプは珍しい「ブラック」です。

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フロントにはオーバーフェンダー、そしてエア抜きのためのルーバーも。
ホイールはブラックにブルーのライン、そしてブレーキキャリパーもブルー。

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リアには「リビエラ」のエンブレム。

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パガーニ・ゾンダ「リビエラ」のインテリアはこうなっている

こちらはゾンダ・リビエラのインテリア。
外装同様にブルーが用いられていますが、ホワイトは使用されずに「ブラック×ホワイト」。
シートやマットのステッチはレーシングスーツを思い起こさせます。

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スパルタンな中にもゴージャスさを感じさせますね。

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金属パーツの多くはポリッシュではなくブラック。
このあたりはテールパイプと同じですね。

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トランスミッションはシーケンシャル。
スイッチ類もまたレーシーさを感じさせるところで、「タッチパネル」で操作することが多くなった現代のクルマとは異なる趣がありますね。

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ゾンダ・リビエラ1/1のプレート、そしていかにもパガーニらしいクラシカルなレザーストラップ。

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走行距離は872キロ、そしてメーターパネルは400キロスケールです。

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このゾンダ・リビエラに積まれるのは7.3リッターV12、出力は760馬力。
「760スペック」へと変更するにあたり、エキゾーストシステムはフルチタンに変更されているようですね。
ルーフから取り入れたエアはそのままエアクリーナーボックスへと直行する仕組みです。

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