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新型ポルシェ911「タルガ」試作車が目撃!おそらくは991世代と同様の「ガバッと開いてルーフを格納」するリアセクションを持っていそう

2019/12/02

| 992世代の911タルガも相当に高価なクルマになりそうだ |

新型ポルシェ911(992)タルガのスパイフォト。
前後バンパー、ヘッドライト、フェンダーやフードはスタンダードな911カレラ系に準じるものの、ソフトトップ風のルーフ、そして広大なリアガラスが911カレラ系との識別点です。※テールパイプの形状がちょっと異なり、インナーパイプが出っ張っているようにも見える

画像を見る限り、992世代の911タルガは991世代同様、電動にてルーフパネルを車体後部へと格納するように見受けられますが、これは「大きなリアガラスが一旦持ち上がり、ルーフが車体後部に収納されてからまた閉じる」というスペクタクルな動きをするもの(下の動画は991世代のタルガ。その動作を確認できる)。

991世代の991では「911タルガS」「911タルガ4S」「911タルガ4GTS」が存在し、おそらくは992世代でもそれは同様となりそうですね。

911タルガは「レアカー」

歴代911タルガについては、単純にルーフを手動で取り外すことができるものから、ルーフがまるごとガラスとなっていて、これがスライド格納されるもの(996/997世代はこの方式で、ルーフの一部が残る)もあり、そして991世代からは「リアセクションが開き、自動でルーフパネルを格納」する形式に。※ホンダCR-Xデルソルに似た方法

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この開閉方法はコストがかなりかかるのか、911カレラ4の1372万円に比較し、911タルガ4ではその価格1610万円(911カレラ4カブリオレと同じ価格)という、かなり高い価格設定がなされています。

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ただし、そのクラシカルかつエレガントなルックスはほかの911ではとうてい演出できないもので、一部のエンスージアストには非常に人気のあるモデルでもありますね。

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さらにタルガはいつも911モデルライフ末期に登場するので販売期間が短く、そのために販売台数もかなり少なめ。
もちろん中古市場にもめったに登場せず、出てきたとしても「かなりな高値」を維持していることも特徴です。

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「タルガ」とはこんなボディ形状

なお、タルガトップとは、オープンボディの一種ではありますが、一般にルーフが取り外しでき、かつBピラーが残るものを指します。

Bピラーが残らずにオープンとなるものはスピードスターやカブリオレ、コンバーチブル、ロードスターという呼称を用いることが多いようですね。
しかしこれには明確な定義がなく、あくまでもボディ形状とその呼称は「メーカーに任される」場合がほとんどです。

ポルシェの場合はBピラーが残り、ルーフがデタッチャブル形状となるものを「タルガ」と呼びますが、これはイタリアでかつて開催されていた耐久レース「タルガ・フローリオ」に由来。

このレースにてポルシェが1966-1970年まで5連覇を飾り、これを記念して「デタッチャブルルーフを持つ911」にタルガと名付けたのがその起源とされています(その後、他メーカーにおいても、このボディ形状がタルガと称されることになる)。

なお、911タルガはオランダ警察が長らく使用してきたことで知られ、その理由は「開けた屋根から停止サインを出しやすいから」だそう。

オランダでパトカーとして使用されていたポルシェ911が競売に。制服やヘルメットも付属

VIA:CARSCOOPS

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